内容説明
12世紀、モンゴル高原に英雄が現れた。河西回廊を席巻し、ヨーロッパを震す大遊牧帝国が築かれてゆく。征服の野望はいつ生まれたか。伝説に埋もれたジンギス・カンの出自と死を解き、人間テムジンに迫る。
目次
1 力の哲学
2 モンゴル高原の風土と人々
3 世界最大・最強の遊牧帝国
4 獣の道―略奪と復讐の構図
5 テムジンにとって血筋とは何なのか
6 人間の絆1―ヨコかタテか
7 人間の絆2―ヨコからタテへ
8 タテ社会の掟―ヤサ法
9 侵略の論理1―金国支配
10 侵略の論理2―諸国支配から世界制覇へ
11 ジンギス・カンの兵法
12 ジンギス・カンをめぐる美女たち
13 「残虐行為」考
14 ジンギス・カンの死とモンゴル帝国の栄光
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
21
ジンギスカンの生涯をさらっと振り返るのに適している一冊だと感じました。「人間の絆」「侵略の論理」が面白かったです。2022/08/11
佐島楓
15
ジンギス・カンの生涯について記したもの。出自やそのユニークな考え方、モンゴル最初の法律「ヤサ法」の発布など、当時としては画期的な発想をした人物だったようだ。反面、女性には実に受難を強いる時代だったこともわかった。あまり中国史は詳しくないので、新鮮な気分で読むことができた。2014/01/12
takao
2
ふむ2024/04/19
naoto
1
先日、「歴史読本」でモンゴル帝国を読んだのを受け、あえて再読。やはり、モンゴル帝国なくして世界の歴史は語れないな。東洋史、西洋史に合わせ、騎馬民族史も欠かせないな。2013/07/20
痴れ者
0
モンゴル帝国のやりたい放題したい放題は男ならやってみたい2017/01/01