講談社現代新書<br> ピラミッドの謎

講談社現代新書
ピラミッドの謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061455542
  • NDC分類 242

出版社内容情報

【内容紹介】
ギザの大ピラミッドは驚異と神秘に包まれ、いまもなお砂漠にそびえ立つ。ピラミッドは古代の天文台、あるいは大洪水に備えたタイム・カプセルだったという説も出されている。はたして、なんのために、そしてどのようにして、二百万を超える巨石を積み上げていったのだろうか。正確な方位、絶妙な傾斜角、不思議なバランスを保つ重力構造――。古代人の信じがたいまでの技術は、どう解釈されるのだろうか。本書は、最新の発掘調査の成果をふまえ、ピラミッド建造の真相からピラミッドパワーの神秘まで、五千年の謎に迫る。

πの謎――ピラミッドの比率の中には「円を四角にする」というむずかしい数字の解答があると主張する学者もいる。ピラミッドの底辺の四辺をその高さの二倍で割るとπ(パイ)の値になる。またピラミッドの底面積はその高さの二乗にπを掛けた値である。円周率が正式に認められたのはピラミッド建造後2500年以上もたってからのことであるから、この数値は驚異である。また、ピラミッドの三角面の高さを半径とする円を描くと、その円周とピラミッドの四底辺の長さが同じであるという関係ができる。――本文より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

31
検証実験を行い、ピラミッドの建設方法はほぼ説明がつくレベルまで達していることがわかった。ただあくまでも「ほぼ」であり、完全に解明されたとは言えないのではないだろうか。これほどの時間を経ても残る建造物を作り上げた古代エジプト人。当時の人々が意図していたことは、今となっては本当にはわからない。2015/02/11

いもせやま

3
1979年刊行。著者はおそらく日本で一番有名な(TVに出ている)考古学者吉村作治氏。1979年当時におけるピラミッドの四方山話をまとめたピラミッド概説書。一章で古王国時代の通史、二章でピラミッドの謎(オカルト多め)、三章でピラミッド建造技術の考察、最終章でピラミッド建造を現代技術で行った場合の試算を行う。2015/02/17

呑司 ゛クリケット“苅岡

2
四十余年前の本だが、その頃の謎がどれだけ解明されたのだろうと手に取ってみたが、その頃の謎は分かったものの、現在ならどの著者の本が語ってくれるのかが分からない。また関連本を、読み漁るしかないのかもと思った。いずれにせよピラミッドは謎のままがいい。解明された分新たな謎が見つかり、それによってピラミッドの魅力は永遠に続くのだから。2021/07/29

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