出版社内容情報
コロンブスのアメリカ「発見」以来,この大陸の原住民インディヘナは土地を奪われ富を失ない今日まで生きてきた.しかし,メキシコの山村で彼らの間に暮した著者は,いま貧困と圧制に抗して立ち上る彼らの姿を見た.国際的に活躍するバイオリニストが,激動の第三世界を内側からとらえ,自らの「先進国」を鋭く抉る衝撃のレポート.
内容説明
コロンブスのアメリカ「発見」以来、この大陸の原住民インディヘナは土地を奪われ富を失ない今日まで生きてきた。しかし、メキシコの山村で彼らの間に暮した著者は、いま貧困と圧制に抗して立ち上る彼らの姿を見た。国際的に活躍するバイオリニストが、激動の第三世界を内側からとらえ、自らの「先進国」を鋭く抉る衝撃のレポート。
目次
1 なぜ「インディオ」か
2 空腹の長い歴史
3 ウエフットラへの道
4 「理性の人々」と「理性なしの人々」
5 クリスマスの市で
6 山頂の村の夜明け
7 尼僧院のなかの小学校
8 農婦のための技能開発講習会
9 バイオリンのおけいこ
10 教育の新しい芽
11 土地所有をめぐる深い溝
12 メキシコの現在―政治・経済・文化