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内容説明
本書では、「わびさび」を美的趣味としてではなく、体系を持つ美の哲学として、モダニズムなどの西洋の美意識と比較しながら、明晰な言語化を試みている。1994年の初版の刊行(英語版)から20年以上読み継がれ、「Wabi‐Sabi」の流行を生み、ひとつの美的概念として一般化させたのが本書である。近年では、企業哲学としての「シンプリシティー」を学ぶ原典としても愛読されている。
目次
歴史的視点等からの考察(曖昧化の歴史;暫定的な定義;モダニズムとの比較;歴史的概略)
わびさびの宇宙(チャート;わびさびの形而上的原理;わびさびの精神的価値;わびさびの心;わびさびの道徳的戒律;わびさびの物質的特性)
20年後のさらなる思い(Making“わびさび”;理論的概念としてのわびさび;なぜわびさびが重要なのか?)
著者等紹介
コーレン,レナード[コーレン,レナード] [Koren,Leonard]
作家、編集者、パブリッシャー。ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ在住。カリフォルニア大学(UCLA)で建築を学んだ後、1976年に雑誌『WET:the Magazine of Gourmet Bathing』を創刊。あらゆる文化事象を融合させた、グラフィカルで実験的な誌面は、多くのフォロワーを生んだ。その後、日本に長期滞在。多くのクリエイターと交流しながら、デザインのコンサルタントや雑誌連載などを手がけた。以降、デザインや美学に関する著作を数多く執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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