Wabi‐Sabi わびさびを読み解く―for Artists,Designers,Poets&Philosophers

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  • サイズ A5判/ページ数 108p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861009136
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C0070

内容説明

本書では、「わびさび」を美的趣味としてではなく、体系を持つ美の哲学として、モダニズムなどの西洋の美意識と比較しながら、明晰な言語化を試みている。1994年の初版の刊行(英語版)から20年以上読み継がれ、「Wabi‐Sabi」の流行を生み、ひとつの美的概念として一般化させたのが本書である。近年では、企業哲学としての「シンプリシティー」を学ぶ原典としても愛読されている。

目次

歴史的視点等からの考察(曖昧化の歴史;暫定的な定義;モダニズムとの比較;歴史的概略)
わびさびの宇宙(チャート;わびさびの形而上的原理;わびさびの精神的価値;わびさびの心;わびさびの道徳的戒律;わびさびの物質的特性)
20年後のさらなる思い(Making“わびさび”;理論的概念としてのわびさび;なぜわびさびが重要なのか?)

著者等紹介

コーレン,レナード[コーレン,レナード] [Koren,Leonard]
作家、編集者、パブリッシャー。ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ在住。カリフォルニア大学(UCLA)で建築を学んだ後、1976年に雑誌『WET:the Magazine of Gourmet Bathing』を創刊。あらゆる文化事象を融合させた、グラフィカルで実験的な誌面は、多くのフォロワーを生んだ。その後、日本に長期滞在。多くのクリエイターと交流しながら、デザインのコンサルタントや雑誌連載などを手がけた。以降、デザインや美学に関する著作を数多く執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobi

54
明晰なのに夢現つの風情、気紛れに見えて論理的。観察力も洞察力も突き抜けていて、でも軽やかな語り自体わびさびを体現しているような。対比の視点も独特。わび⇨空間的広がりのある出来事、さび⇨一時的な出来事、とか。モダニズムとの対比も。例えば類似点「美の抽象的、非具象的な概念」、差異として「概して明るく鮮明」⇄「概して暗く不鮮明」。それも6つの類似点25の差異を挙げていて半端ない。その佇まいへの言及は、佇まいを齎す、経典の奥義の如き世界観への言及に繋がる。例えば形而上的原理として「物は、無に帰し、無から生じる」。2021/09/08

4fdo4

12
レナード・コーレン氏というアメリカ人が侘び寂びを 外国人向けに書いた本の和訳本である。 逆輸入とでもいうのであろうか。 外国人に侘び寂びを説明してもらう。 そう「わびさびってなんですか?」と聞かれて答えられますか? P.15より 「わびさびは何かと問われれば、たいていの日本人は頭をふり、口ごもり、説明するのは難しいと2,3の弁解がましい言葉を口にすることだろう。(中略)最大の理由は大抵の日本人が一度も知的な言葉でわびさびについて学んだことがないからである」 これはストレートに正解である。そうその通り2016/06/19

nizimasu

7
薄い本なんだけど、この本はいきなり千宗室の作品の批判があったりしつつ、日本における侘びと寂びがむすびついた「わびさび」とは何かというのを比較しながら読み解いていく。作者はカウンターカルチャーの文脈から禅→日本の美学であるわびさびにいきつき、マニアックな論考で楽しめる。でも感心したのは素材感を生かした崩しの部分への言及だったりもする。これは茶室という空間がある種の鳥居のような結界になっていたのではないかという個人的な気づきもあったり、禅が持つ反体制性が千利休を死に追いやったのではと興味が広がるばかりでした2014/10/15

しんしん

6
わびさびについての、注意深い観察と表現 本質的な表現不可能性に配慮しながらの、奥深さの探求 うつろいゆくものゆえの即今の静かな受容2015/10/10

Yuka

4
「わびさび」についてレナード・コーエンが言語化した作品の翻訳版。漠然としたイメージで持っていたけれど具体的な表現が難しい。でもここで描かれたものに違和感もなく、改めて捉えなすことができた気もする。 仏教の私としての個の存在を曖昧に捉える考えと通ずる部分が大きいのかも。わびさびを感じる茶道具は作者不明の物も多く、「誰の何である」ことよりもその場で目立たないことやその場に調和するもので、不完全さはある意味包容力のようなもののように感じた。不足しているからこそ他のものとの重なり合って場が調和すると言う感じ。2022/05/24

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