内容説明
若い研究者が、むだな暴走を避けるには、一度自分の現状をよく見て、自分にとって最もふさわしい現状突破の道具だてを考えることである。本書は、材料の研究を前提とし、自分がある材料の性質を明らかにするために、何が必要で何が不必要なのかを明らかにすることを、目的として書かれたものである。
目次
1章 材料の合成に必要な道具だて
2章 試作した試料の評価
3 ファインセラミックス
4章 実験室における単結晶の育成
5章 半導体の物性と半導体接合
6章 大型加速器の改造に挑戦―高速イオンのチャネリング効果
7章 材料科学におけるパソコンの利用
8章 材料科学が包合する広い領域
著者等紹介
阿部寛[アベユタカ]
工学博士。1957年北海道大学工学部電気工学科卒業。1960年工業技術院電気試験所入所、半導体部品研究室所属。1974年米国Brown大学客員教授。1975年北海道大学工学部原子工学科量子計測工学講座教授。1997年北海道大学定年退職。同名誉教授。北海道自動車短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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