生命倫理の教科書―何が問題なのか

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  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623066469
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C3012

内容説明

自然に対する「人間の自由」はどこまで拡大できるのか。「生命倫理」の名の下に総括される社会的問題群のうち、患者中心の新しい医療倫理、そして従来の倫理観では処理できない最先端の生命工学の問題を、どのように考えたらよいのか。本書では、生命倫理の諸問題に関する基礎知識を伝えたうえで、「自己決定権」と「生命操作」をキーワードに、現代人が取り組むべき難題に方向性を見出す。

目次

なぜいま「生命」に関して「倫理」が問題となるのか
第1部 「自己決定権」をめぐる問題(患者の権利と「インフォームド・コンセント」;安楽死と尊厳死;人工妊娠中絶をめぐる議論)
第2部 「生命操作」をめぐる問題(脳死と臓器移植;「生殖革命」は人間の何を変えるのか;遺伝子操作―人間的自由の最終局面)
第3部 「医療者の倫理」に関わる問題(医療倫理・臨床倫理・研究倫理)

著者等紹介

黒崎剛[クロサキツヨシ]
1983年早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。1992年早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。2010年文学博士(早稲田大学)。現在、都留文科大学社会学科准教授

野村俊明[ノムラトシアキ]
1978年東京大学文学部卒業。1986年東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程満期退学。1992年日本医科大学卒業。1999年医学博士(日本医科大学)。現在、日本医科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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