内容説明
英語ができたなら…。そう願う人は少なくない。留学したり英会話スクールに通ったりして英語を身につけ、仕事にそれを活かす女性も多い。憧れをかたちにした後、どんな世界が見えたのか?その現実に迫る。
目次
第1章 英語と女(「英語について話す」ということ;比喩の数かず;救われる、救われない;比喩からこぼれ落ちるもの;「英語を話す」から「英語を語る」へ)
第2章 英語は女をつなぐのか(教える女、学ぶ女;からまりあう、ふたつの軸;出会っているようで出会っていない;厚いヴェールの向こうに)
第3章 女が英語を仕事にするということ(英語という仕事;女たちの隔たり;断絶のあちら側;隠された事実)
第4章 女が英語と生きるということ(女性間の格差と断絶;英語への迷い;「私、何をしてるんだろう」という嘆息;結びつけるはずの女たち)
第5章 混在するおもい、混在するめぐみ(問いを問う;(使い勝手の悪い)ツール
(長くは続かない)エンパワーメント
誰が誰を「救う」のか
混在するめぐみのなかで)
著者等紹介
北村文[キタムラアヤ]
1976年滋賀県生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科・ハワイ大学大学院アジア研究科を経て、明治学院大学教養教育センター専任講師。専門は社会学(相互行為論、アイデンティティ論)、ジェンダー研究、日本研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。