講談社現代新書<br> 昭和陸軍全史〈3〉太平洋戦争

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講談社現代新書
昭和陸軍全史〈3〉太平洋戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 456p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883191
  • NDC分類 396.21
  • Cコード C0221

出版社内容情報

昭和陸軍という特異な組織の実像を徹底的に描く3部作ついに完結。組織の欠陥を露呈させたまま勝算なき対米戦争へ突入、日本は破滅へ日本を破滅へと導くことになった陸軍の独断専行はなぜ起きたのか? 彼らはいかなる思想の元に行動したのか? 日本陸軍という日本の歴史上、特異な性質を持った組織がいかに形成され、ついには日本を敗戦という破滅に引きずり込みながら自らも崩壊に至ったのか? 日中戦争未解決のまま勝算なき対米戦へ突入、リーダーなき陸軍は迷走を続け、膨大な数の犠牲者を出し日本は無条件降伏する。全3巻完結!! (講談社現代新書)

プロローグ───第二次世界大戦の開始と武藤章陸軍省軍務局長の就任 ──「綜合国策十年計画」の策定
第一章 ドイツの西方攻勢と南方武力進出の衝動
第二章 第二次近衛内閣と日独伊三国同盟の締結
第三章 田中新一参謀本部作戦部長の登場と日英米関係の展開
第四章 日ソ中立条約と日米諒解案
第五章 独ソ戦の衝撃
第六章 南部仏印進駐と対日全面禁輸
第七章 日米交渉と戦争決意
第八章 東条英機内閣の成立と国策再検討
第九章 日米開戦
終章 敗戦──昭和陸軍の消滅
『昭和陸軍全史』(全三巻)後記
略年表
参考文献
あとがき


川田 稔[カワダ ミノル]
著・文・その他

内容説明

なぜ必敗の戦いを止められなかったのか?昭和陸軍の誕生と変遷を戦略構想面から描く、全く新しい昭和陸軍史決定版、全3巻、ついに完結!!すべては総力戦体制構築のために始まった!―昭和陸軍の軌跡。

目次

第1章 ドイツの西方攻勢と南方武力進出の衝動
第2章 第二次近衛内閣と日独伊三国同盟の締結
第3章 田中新一参謀本部作戦部長の登場と日英米関係の展開
第4章 日ソ中立条約と日米諒解案
第5章 独ソ戦の衝撃
第6章 南部仏印進駐と対日全面禁輪
第7章 日米交渉と戦争決意
第8章 東条英機内閣の成立と国策再検討
第9章 日米開戦
終章 敗戦―昭和陸軍の消滅

著者等紹介

川田稔[カワダミノル]
1947年高知県生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、名古屋大学名誉教授、日本福祉大学子ども発達学部教授。専攻は政治外交史・政治思想史。主な著書に、『昭和陸軍の軌跡』(山本七平賞受賞、中公新書)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

18
シリーズ完。 著者の研究によると皆アメリカとの開戦避けたかった、とのことで、じゃあ、なぜ、あんなことになったのか、は結局あまりすっきりしない。2020/09/21

無重力蜜柑

11
一巻を読んでから一年半。少しダラダラ読み過ぎた。単巻で理解できる構成なので問題はないが。この巻で扱うのは第二次世界大戦開戦~太平洋戦争開戦まで。昭和陸軍を率いた軍人たちの戦略構想に焦点を当てた本なので、真珠湾攻撃以降の話はあまりしない。構想がグダグダになっていくだけの過程だからだろうか。悲しい。とはいえ、開戦までの日本陸軍はちゃんと理性をフル稼働させているように思える。昭和陸軍への偏見を書き換えてくれる記述の多いシリーズだが、本巻では彼らが対米開戦の無謀を的確に認識し、回避に全力を挙げていたのが印象的。2023/10/18

てら

11
1巻と2巻は長いマクラだった!この3巻では1941年の日米交渉の記述が圧巻。日本ばかりかアメリカも錯誤を重ね、互いの思惑をある部分は見抜き、ある部分では見誤っていたことがよくわかる。「日本はハル・ノートで戦争に追い込まれた」「謀略にやられた」などという見方がいかに事実から遠いものかも。軍人も官僚であるという単純な事実を知るのにも良い概説書だと思います。偏狭な「思想」に凝り固まり、現実を虚構にすり合わせるような思考になってしまうと、どんなエリートでも行く先はひとつ。2015/08/11

skunk_c

10
シリーズ完結編。一夕会・統制派の理論的支柱永田鉄山・石原完爾の思想をそれぞれ引き継いだ武藤章、田中新一の構想を軸に、対米戦争突入までの経緯が詳述される。三国同盟に懐疑的な武藤は対米戦を避けるべく外交交渉に期する一方、三国同盟を支持する田中は初め対ソ参戦、次いで対米参戦を強硬に主張して対立、両者の影響を受けた東條が仲裁役となる。しかしイギリス崩壊がアメリカを封じ込めるという考えに対し、当のアメリカはそれを防ぐために対日参戦を考えるという歴史の綾。そして日本に欠けていたのは「いかに負けるか」ではなかったか。2015/08/02

CTC

8
川田稔氏の昭和陸軍全史シリーズ第3弾は、三国同盟締結以後より太平洋戦争終戦までを描く。一般的に、先の戦争期には軍部が確たる国家構想もなく暴走した、といった語られ方をし(例えば司馬史観)、それは大まかには的を射ているのだろうが、著者は一連のシリーズでその見方に棹差している。一定のビジョンを持った陸軍中堅幕僚として、永田、石原、武藤、田中の名を挙げ、その政戦略を通して昭和陸軍の国家戦略の平仄がプロットされる。この巻は前述の時期の詳細な国際情勢と、対米戦を避けようとする武藤、対米戦必至とみる田中、を中心に描く。2015/08/20

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