岩波新書<br> 検証 政治改革―なぜ劣化を招いたのか

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検証 政治改革―なぜ劣化を招いたのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319153
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

官邸に権力が集中した「一強」政治ゆえの驕り、忖度官僚の出現、進む国会軽視…。平成期の政治改革は当初期待された効果を上げず、権力間のバランスが崩れて、副作用ばかりが目につくようになった。なぜ政治の劣化を招いたのか。ファクトにもとづいて検証、その原因を探り、令和の時代にふさわしい新しい政治改革を提言する。

内容説明

平成の政治改革の失敗を乗り越え、今こそシン・政治改革を!

目次

序章 短期決戦での自民党勝利―有権者の審判から逃げた衆院選
第1章 平成期の政治改革―狙いは何であったのか
第2章 総裁・首相はどのように強くなったのか―集中する権力と驕り
第3章 自民党の内実はどう変わったのか―派閥の弱体化と物言わぬ議員
第4章 なぜ政権交代は遠のいたのか―野党の分裂と補完勢力
第5章 なぜ国会は軽視されるようになったのか―審議を嫌った政権
第6章 忖度官僚が出現した背景―中立性を失った官僚機構
第7章 メディアはなぜ監視の力を失ったのか―強まる圧力と分断
第8章 断たれる国民との信任関係―有権者の代表と言えるのか
第9章 新・政治改革に向けて―今こそ抜本改革の議論を
終章 まとめ―将来を見据えた議論を

著者等紹介

川上高志[カワカミタカシ]
1959年生まれ。共同通信社編集局特別編集委員兼論説委員。東京大学法学部卒。1983年共同通信社入社。松山、神戸両支局、仙台支社を経て、1991年から政治部、首相官邸、与党、野党、外務省などを担当。外務省キャップ、官邸キャップを経て2004年政治部次長。論説委員兼編集委員、編集局次長、論説副委員長兼編集委員などを経て、2019年7月から現職。日本記者クラブ企画委員、白鴎大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coolflat

22
13頁。小選挙区制を柱とした並立制という選挙制の下で、非自民勢力の再編、選挙での共闘は難しい課題であり続けている。本来は理念・政策的に距離がある自民党と公明党は選挙での協力関係を定着させ、公明党の支持母体が支える。これに対して、非自民勢力は選挙の度に共闘の構築を模索し、候補者調整に苦しむ。しかし共闘すれば政党独自の基本的な理念・政策が曖昧になるというジレンマに陥ってしまう。それが小選挙区制のルールだが、政党の基本理念を棚上げにしてまで「共闘」を強いる選挙制度は妥当なのか。その根本を再考すべきではないのか。2023/02/01

Mc6ρ助

13
『健全な民主主義を機能させるために、私たち一人一人が持っている主権者の力を発揮したい。(p237)』自公政権(+維新、国民民主党も!?)、元蔵相の「セクハラという罪はない」という言葉に象徴されるように刑罰に当たらなければ法律違反をやってはいけないことと認めない。官僚や司法の劣化は組織・制度の問題として本書でも説明されるが、なぜ権力者がかように劣化したのかは説明されることはない。権力者が愚かであることを前提にしなければならないなら、主権者の一人として民主主義を機能させることはかなりな無理ゲーではないのか?2022/05/31

Hiroshi

8
昨年の夏、岸田首相は自民党総裁選の立候補を表明する時、「民主主義が危機に瀕している」と述べた。危機に陥った民主主義を救うため、平成期の政治改革、統治機構が目指した目標を改めて確認し、改革の議論と実行の過程で何が変わり、何が置き去りにされ、そもそも議論から何が抜け落ちていたのかを総括し、「強すぎる首相官邸」と「一強多弱」の体制に行き着いた経緯を検証する本。その上で民主主義を再生させ、政治を国民の民意に沿うよう変えていく為に取り組むべき課題は何なのか、選挙制度の見直しを含めた「新たな政治改革」の提示を試みる。2022/03/15

3
共同通信の記者による平成政治史(?)。目新しいトピックは多くないが、過去の改革の位置付けや論点が整理されていて勉強になった。2022/06/19

そーすけ

3
政治改革が、政治劣化を生み出したという皮肉。選挙制度の改良が求められる。2022/03/24

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