岩波新書<br> ヒンドゥー教10講

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岩波新書
ヒンドゥー教10講

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318675
  • NDC分類 168
  • Cコード C0214

出版社内容情報

古代のバラモン教、さらには四千年前のインダス文明にまで遡るとされるインドの宗教思想はきわめて複雑だが、その教えは密教儀礼や帰依観念など、日本の宗教にも通ずる面をもつ。本質論に陥らず、歴史的・地域的・社会的な重層性に注意しながら、丁寧なテキスト読解によってヒンドゥー教の思考と実践をとらえる、体系的入門書。

内容説明

古代のバラモン教、さらには四千年前のインダス文明にまで遡るとされるインドの宗教思想はきわめて複雑だが、その教えは密教儀礼や帰依観念など、日本の宗教にも通ずる面をもつ。本質論に陥らず、歴史的・地域的・社会的な重層性に注意しながら、丁寧なテキスト読解によってヒンドゥー教の思考と実践をとらえる、体系的入門書。

目次

第1講 ヒンドゥー教の歴史と地理
第2講 信仰の形―プージャーとヤジュニャ
第3講 死後の観念―生天と解脱
第4講 現世拒否の宗教―苦行と棄世
第5講 不死の探求―ヨーガと一神教
第6講 帰依と信愛―バクティ観念の展開
第7講 象徴と儀礼―タントリズムの広がり
第8講 シヴァ教の歴史―神・魂の二元論と一元論
第9講 ヴィシュヌ教の歴史―アヴァターラ思想の展開
第10講 ヒンドゥー教の誕生

著者等紹介

赤松明彦[アカマツアキヒコ]
1953年、京都府生まれ。1983年、パリ第3(新ソルボンヌ)大学大学院博士課程達了。現在、京都大学名誉教授。専攻、インド哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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崩紫サロメ

24
『インド哲学10講』の著者が、ヒンドゥー教の鍵となる概念を、「死後の概念」「不死の探究」「帰依と信愛」などに分けて解説していくが、最も興味深く、納得いったのが第10講「ヒンドゥー教の誕生」。イスラームという他者を通して自分たちを「ヒンドゥー」として意識し、自分たちも普遍宗教となり得る、と言おうとしたときに、初めて「ヒンドゥー教」という普遍概念が生まれたとする。またあとがきでは復古主義的なネオ・ヒンドゥイズムをインド的な多様性を抹消するものであると警戒する。2021/04/01

mittsko

18
とにかく為になる!初級者にも中級者にも、強くオススメ…!(*´ω`*) 姉妹編として先行する『インド哲学10講』(岩波新書、2018年)とともに、ぜひ多くの方に読んでいただきたい。なお、著者は哲学と宗教の相違について主題化していないが、「神」が「具体的な姿をとって人格神として現れてくる」こと(4頁)、「文献」以外の「多層的な」もの(19頁)、「現象界の実在性」の確信(230頁)などを宗教の特徴と見ている。2021/12/12

武井 康則

13
インダス文明に見られた宗教の萌芽はバラモン教を経てヒンドゥー教へと発展していく。その過程でゾロアスター教、仏教など相互に影響し合い、また分派を生んでいく。来世か解脱か、ヨガその他適切な10講で解説。古文献を渉猟しその対比分析からの意見なので、わかりやすく納得できる。用語には本来の意味からなどわかりやすい説明がつく。ただ帯にある通り体系的に整理してあるため、諸々の神々の具体的なエピソードなどは書かれていない。2021/09/03

出世八五郎

12
インドで滅んだタントリズムの儀式が日本で密教として生き残っていた。それを研究者が知り驚愕する。真言密教はヒンドゥー教なんじゃないかと思う。ヒンドゥー教は恐らく東方に伝わっていない。インドで仏教が隆盛を誇った時期と支那への交通路が開拓され仏教が輸出された時期が同じなのだろうか?支那人が輸入したヒンドゥー教を仏教と誤認し、それが日本へ仏教として輸出されたのか?日本にはヒンドゥー教の神々が祀られていたりする。本書は中々手強い。まとめては有るが安易なガイドブックでもないと思う。カーストの言葉が出るのは一箇所のみ。2021/05/14

はちめ

10
ヒンドゥー教を様々な観点から記述し、その全体像から本質に迫ろうという戦略に基づいているが、あまりの多様性に戸惑い感が残る。キリスト教やイスラム教といった宗教の一種としてヒンドゥー教を捉えるのは無理があると思う。じゃあ何なのかと言われると答えられないが、強いて言えばヒンドゥーという生活習慣の積み重ねといったことだろうか。本書に紹介してある身体全体に灰を塗って修行している行者の写真が印象的。実践的宗教と言えなくもないが、単なる迷信に取り憑かれた人だとも感じる。本書はすばらしいと思います。☆☆☆☆★2021/02/27

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