ユダヤ人と国民国家 - 「政教分離」を再考する

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000254083
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0014

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

9
民族や宗教ではなく「国民」を編成原理とする近代国家において、ユダヤ人は新たな困難と選択に直面することとなった。この問題を様々な角度から取り上げた論集。テーマは聖書の時代からヒジャブ禁令に揺れる現代フランスまで非常に幅が広い。日本に住む日本人にはほとんど気にかからない「国民」のアイデンティティも、ユダヤ人というプリズムを通すことでその一筋縄ではいかない複雑さ、深刻さが理解できる。2024/02/17

(ま)

2
読書メーター1,500冊目 民族か宗教か、力点により振れるアイデンティティー2019/11/10

2
古代・中世・近現代、中東・ロシア・ヨーロッパと、時代・地域共に広い範囲にわたって、ユダヤ人・ユダヤ教徒について、様々な学問分野から論じられる。ヨーロッパ以外の様々な地域にもユダヤ人がいること、ヨーロッパのユダヤ人も多様・多層的であることは抑えておかなければならない。政教分離については、私が基本的な理論的・歴史的理解をできていないためあまり深められなかった。再読したい。2017/06/25

メルセ・ひすい

0
今一・・ 読みずらい。 ユダヤ人問題の実態と本質を探る、挑戦的な論集。「政教分離」がユダヤに引き起こした齟齬と軋轢とを見据え、それを光源とすることで、「世俗化」という近代の原理の文化的特殊性と限界とを浮かび上がらせる。2008/12/09

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