バックミンスター・フラーの世界―21世紀エコロジー・デザインへの先駆

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  • サイズ A5判/ページ数 359p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784568600315
  • NDC分類 523.53
  • Cコード C3052

目次

第1章 モルモットBの使命
第2章 ライトフル・ハウス
第3章 デザイン・サイエンス革命
第4章 世界輸送システム
第5章 ドーム
第6章 包括的思考力を学ぶ
第7章 展開型ドーム
第8章 エデンの園
第9章 メガストラクチャー
第10章 宇宙船地球号
第11章 職業と仕事

著者等紹介

ボールドウィン,ジェイ[ボールドウィン,ジェイ][Baldwin,Jay]
1933年生まれ。33年間にわたって、バックミンスター・フラーに学び、機会がある限り共に仕事をした。1958年以降から、ニュー・アルケミー研究所、ファラロンズ研究所、ロッキー・マウンテン研究所およびアメリカにある九校の大学を含め、世界中でエコロジカルデザインを実践し教授している。1968年以降、『ホールアース・レビュー』誌(『コエボリューション・クォータリー』より改名)と、『ホールアース・カタログ』の技術編集者であり、時として編集主任として携わり、現在も広範囲にわたる分野の雑誌に記事を書いている。10年間にわたってカリフォルニア科学アカデミーが所有する約十三平方キロメートルの月桂樹林保護区の管理責任者であり、後にカリフォルニア州で最大規模となった急流河川指導機関の共同創設者でもある。現在、ロッキー・マウンテン研究所のハイパーカー・プロジェクトで、フォード社の生産を前提とした、燃費に優れたRV車の開発に取り組んでいる。また、サンフランシスコにあるカリフォルニア工芸大学で工業デザインを教える傍ら、広範囲な環境破壊をもたらすテクノロジーの危機管理についての本を執筆中である

梶川泰司[カジカワヤスシ]
1951年、広島市生まれ。シナジェティクス研究所所長。1981年からフラーが亡くなるまでフィラデルフィアのバックミンスター・フラー研究所でシナジェティクスの共同研究に従事する。シナジェティクスとテンセグリティーの基礎研究によってフラーが他者に対して初めて認めたデザイン・サイエンティスト。1988年に現在の研究所を設立し、シナジェティクス理論を物理的な機能に変換する研究を継続している。また新たなテンセグリティー理論の開発とともに、1995年から次世代の移動可能な折りたためるテンセグリティー・シェルターを開発してきた。分解可能なジオデシック・シェルターで現在居住実験中である。インターネットを介したシナジェティクス講座とデザイン・サイエンス講座の非同時的実験教育から、フラー研究所やJ・ボールドウィンの協力でキャンパスのない教育システムとテンセグティー・シェルターの機能を統合させた移動型で分散型の研究・教育環境をアジアに構築中である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けん

8
★3.0 世界の総軍事支出のわずか1/4で、 栄養不足や森林破壊やエネルギー問題など、世界が抱える諸問題が解決できるという見立てがインパクトあった。 自律型住宅や超省エネ型のモビリティのアイデアも1930年代のものとは思えないほど斬新。 カラー口絵があるともっとよかった。2020/07/12

0
再読。2015/01/12

moyk

0
思想家としてのBRFを広く浅くしるのに役だったかも。自然の模倣を徹底的に排除した幾何学による本質の再現は60年経った現在でもほぼ陳腐化していないのはすんばらしいと思った。フラーレンの由来がフラーだったのは初めて知った。フラーの協力者であるJBが著した書籍であるので、フラーを過度に賛美する面が伺えるのと、和文とは異なった元英文の構成と、修飾語が何重にも重なった説明がちょっと引っかかって読みづらいけど、必読の一冊かなと思った。次は『クリティカル・パス』を読もう2012/03/21

Ohnishi Hidenori

0
バックミンスター・フラーの世界。2007/10/01

MAGASUS藤丸

0
これは、圧倒的な本である。アマゾンでも逆に高値がついてしまい3800円では買えず6千円から2万円もする。あまりにも刺激的な天才。現代のレオナルドダヴィンチと呼ばれるに相応しい人物。竹村真一・坂本龍一から知ったが、実は松岡正剛も本人に会った事があり、その異能ぶりに舌を巻くとともに千夜千冊にも第354回で奇しくも紹介していた。彼の思想にもっと触れてみるには、第一人者の研究家である訳者:梶川泰司氏をフォローすべきだろう。これは図書本の必要部分を自炊することにした。2013/02/20

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