出版社内容情報
〔内容〕地球時代の地理学／特徴／基礎／体系／近代地理学の展開／伝統と革新／欧米・日本における地理学／地理学方法論の発展／計算法／環境系と生態系／景観論／分布論と分布図／地域分析地理学の活性化／GIS（地理情報システム）／他
【目次】
1. 地球時代の地理学
1.1 地理学の特徴
1.1.1 地理学の再生
1.1.2 世界像の地理学
1.2 近代地理学の基礎
1.2.1 地理学史の回顧
1.2.2 コロロジーとしての地理学
1.2.3 地域学的考察
1.3 科学界における地理学と体系
1.3.1 地理学における分業
1.3.2 科学界における地理学
2. 近代地理学の展開
2.1 地理学における伝統と革新
2.1.1 地理学の近代化
2.1.2 新しい地理学の動き
2.1.3 現代地理学のゆくえ
2.2 ヨーロッパにおける地理学
2.2.1 イギリスの地理学
2.2.2 フランスの地理学
2.2.3 旧西ドイツの地理学
2.2.4 旧ソ連（ロシア）の地理学
2.2.5 そのほかの国の地理学
2.2.6 ヨーロッパにおける地理学の将来
2.3 アメリカにおける地理学
2.3.1 地理学界の形成と発展
2.3.2 地理学者の系譜と研究動向
2.3.3 アメリカとカナダにおける地理学
2.3.4 アメリカ地理学界の最近の動向：地理情報システムの出現
2.3.5 地理情報システムの普及
2.3.6 新しい研究動向：空間決定支援システムと空間統計学
2.4 日本における地理学
2.4.1 近代地理学の基礎作り
2.4.2 日本における人文地理学の発展
2.4.3 日本における自然地理学の発展
3. 地理学方法論の発展
3.1 地理学における数理と計量
3.1.1 科学的アプローチ
3.1.2 “計量革命”以降の動向
3.1.3 1980～1990年代の動向
3.2 環境論と生態系
3.2.1 環境論
3.2.2 生態系
3.2.3 生態学的環境観
3.3 生活様式と景観論
3.3.1 地理学説史上における位置付け
3.3.2 ヴィダル学派における生活様式概念
3.3.3 地理学における景観
3.3.4 現代地理学にとっての生活様式と景観論
3.4 分布論と分布図
3.4.1 分布現象の謎
3.4.2 分布図で表わすことの重要性
3.4.3 関係をめぐる議論
3.4.4 時間的情報も与える分布図
3.4.5 環境論をめぐって
3.4.6 分布図のすすめ
3.5 地域とシステム
3.5.1 地域のシステム的取り扱い
3.5.2 システムとは？
3.5.3 地域のシステム
3.5.4 一般システム理論とシステム・アプローチの導入
3.5.5 地理行列と地域分析
3.5.6 オープン・システムと動的均衡
3.5.7 地域のシステム分析
3.5.8 世界システム論
3.5.9 多様なアプローチ
4. 地理学の活性化
4.1 地理情報システム
4.1.1 地理情報システムとは何か
4.1.2 地理情報システムの歴史
4.1.3 地理情報システムの構造
4.1.4 地理情報システムの用途
4.1.5 地理情報システムの課題と今後
4.1.6 地理情報システムに関する情報源
4.2 地誌研究と地域研究―認識論的ノート
4.2.1 似て非なるもの
4.2.2 地誌研究の範例としてのフランス地方誌研究
4.2.3 ベリーの地理行列―出発点として
4.2.4 地理行列の３次元化―主体の導入
4.2.5 主体，事象，場所（空間）の認識論の試み
4.2.6 地域研究の性格と現段階
4.3 地理教育
4.3.1 「社会科地理教育」の地理科独立論
4.3.2 「社会科」発足に至る地理教育観の推移
4.3.3 手段としての「地理教育」をめぐって
4.3.4 “考えさせる地理教育”への足どり
4.3.5 “考えさせる地理教育”の新しい方向
5. 索 引
【編集者】
西 川 治
【著者】
荒 井 良 雄， 奥 野 隆 史
應 地 利 明， 久 保 幸 夫
高 阪 宏 行， 鈴 木 秀 夫
高 橋 潤二郎， 竹 内 啓 一
中 川 浩 一， 西 川 治
野 間 三 郎， 堀 川 侃
森 川 洋， 山 口 岳 志
米 倉 伸 之
目次
１ 地球時代の地理学
２ 近代地理学の展開
３ 地理学方法論の発展
４ 地理学の活性化
