感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
俊
14
1巻のおさらいも少し含んだオリエント地域の歴史。範囲はサーサーン朝ペルシア滅亡までで、関わりの深いギリシアやローマにも触れている。アレクサンドロス関連やペルシア対イスラームの記述があっさりとしていたけれど恐らく後の巻でも取り扱うためだろう。有能な君主が幾人も出たペルシアで取り分けキュロス2世が印象に残った。どんな政治的打算があったとしても寛容な君主は魅力的だ。 2015/05/23
sine_wave
9
オリエントの世界といってもピンとは来なかったが、イランからローマ・エジプトの範囲らしい。ローマやギリシアについてはある程度の知識は持ち合わせていたが、今のイランや中東の歴史については目を開かれたと思う。2021/04/25
ピオリーヌ
8
地中海アジアについてヒッタイトからサーサーン朝ペルシアの滅亡まで描かれる。アケメネス朝ペルシアの発展、ヘレニズム政権による隷属、パルティア王朝、サーサーン朝ペルシアという歴史の流れだが、サーサーン朝は意識してアケメネス朝をはじめとしたイランの伝統への回帰を公にし、アルサケス朝パルティアとの相違を強調していた。だが実際には様々な点で直接アルサケスから多くの物を継承していたという。2022/07/17
訪問者
5
これまであまり触れてこなかったオリエント史である。ゾロアスター、アレキサンドロスそしてイエス・キリストといった名前をたどりつつ読了。2021/11/23
りんご
3
馴染みの少ない前半の部分は人物や土地の名前が分からなくて苦労。後半になって少しは分かるようになってきた それにしても人類の歴史は深いものです2023/06/02