感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絹恵
26
北欧の神々と英雄、声で伝えられてきた思いに触れるならば、ここから飛び立つと流れが捉えやすく良いと思います。その寒さを悲観的に感じることがないのと同じく、運命を受け止めた者を受け容れる者の強さに心を掴まれます。たとえ心臓が裂けても、隠れてどれだけ泣いたとしても、それは迷いのない思いだから。やっぱりどうしてもエッダのほうに惹かれます。2014/05/01
サアベドラ
7
エッダとサガのあらすじが書いてある本。著者は日本の中世アイスランド文学研究の先駆者で、エッダも主要なサガも大体この人が訳している。北欧神話入門としてもサガ入門としても十分な内容で、一冊で両方の概要を知ることができるお得な本。あと、日本で未刊行のサガのストーリーもいくつか載ってるのでサガを追っかけてる人には必読書と言っていいと思う。長編サガに挑戦する前の予習としても使える。サガのおもしろさは全文を読んでこそなので、本書のあらすじで満足せずにぜひとも翻訳に当たって欲しいところ。2010/07/19
takao
1
ふむ2022/05/19
しいかあ
1
エッダと代表的なサガについての梗概。著者も悔しがっているが、サガの方はあらすじだけ読んでもそこには文学的な面白みみたいなものは全て抜けてしまっている。とはいえ中世北欧文学便覧としてはよくまとまっていて便利。2020/12/08
レニ・フント
1
ヴァイキングのサガについて知りたいならまずこれから始めるがよろし。 入門書として最適。 まだ、漫画のヴィンランド・サガに登場してくる 人物も多々出てくる。2012/02/08