講談社現代新書
天皇と日本の近代〈上〉憲法と現人神

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  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061495340
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0221

内容説明

明治天皇の「最親最密の顧問」元田永孚とは何者か。伊藤博文、大久保利通らのめざしたものとは?『明治憲法』の本質を解明し、天皇を日本思想としてとらえ直す緻密で壮大な論考。

目次

第1部 憲法と現人神(「御真影」としての天皇―外見の変遷;解釈のメタ・システムとしての天皇―『教学聖旨』と進化論;『軍人勅諭』の天皇―その悪名の由来をめぐって;現人神としての天皇―『大日本帝国憲法』「第一条」をめぐって)

著者等紹介

八木公生[ヤツキキミオ]
1955年、佐賀県生まれ。1980年、東京大学文学部倫理学科卒業。同大学院博士課程単位取得満期退学。専攻は日本倫理思想史。現在、静岡県立大学助教授。共著に『御伽子草子』―ぺりかん社、論文に「知識人としてのあぢけなさ」(小林秀雄論)、「オロオロして生きるということ」(宮沢賢治論)などがある
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感想・レビュー

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rbyawa

1
k045、そもそも「天皇」について読んでいるのは教育勅語(なぜ評価に値するって言われてるのかはわかった、同時代的には十分開明的だよね)よりも前の「学制」に関しての情報がないかと思ってだが、正直まだちょっとわからないな…。熊本潘の人材のツテで元田氏が出てきたことくらいが直接の収穫かな…、他の本ではどこから湧いて出たのかわからない的に言われてたので、いや、藩校つながりとか調べにくいよな…(多分だけども、この本だとそれが自然な感じ)。軍人勅語の否定に関しての見解もだいたい納得、戦前の事情はまだ抜けられてないね。2020/12/17

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