出版社内容情報
自分で考え、判断できる大人に育てるために何をすべきなのか。今、「日の丸・君が代」強制や愛国心教育、奉仕活動義務化の問題など、子どもの心の自由が大きく揺さぶられている。その中で、学校のもつ権力を意識して、基本的人権としての思想・良心の自由を考えながら、教育をめぐる戸惑いを法的に解きほぐしていく。
内容説明
自分で考え、判断できる大人に育てるために何をすべきなのか。今、「日の丸・君が代」強制や愛国心教育の問題、性教育のあり方をめぐる論争など、子どもの心の自由が大きく揺さぶられている。その中で、学校のもつ権力を意識して、基本的人権としての思想・良心の自由を考えながら、教育をめぐる戸惑いを法的に解きほぐしていく。
目次
序章 心の教育の時代
第1章 良心の自由とは何か(発見された良心の自由;思想弾圧を受けない権利という誤解―治安維持法の記憶 ほか)
第2章 子どもの自由と教育(義務教育を拒否する権利?;教育を受ける権利と公教育の目的 ほか)
第3章 思想・良心を形成する自由と教育内容の中立性(宗教的・道徳的な教育への異議―キリスト教原理主義と市民的能力;思想・良心を形成する自由 ほか)
第4章 心の自由を育てるために(「愛国心」通知表という現実;憲法教育のジレンマ―「愛国心」教育と平和教育の限界 ほか)