出版社内容情報
9月8日に行われた沖縄県民投票で,全有権者の過半数が,「基地縮小賛成」の意思表示をした.沖縄からの重い問いに本土の人間はどう応えるのか.戦後日米関係をたどりながら,安保解消の道筋を具体的に明らかにする.
内容説明
九月八日に行われた沖縄県民投票で、全有権者の過半数が、「基地縮小賛成」の意思表示をした。沖縄からの重い問いに本土の人間はどう応えるのか。冷戦が終結してもまだ、安保条約は必要なのか。戦後の日米関係をたどりながら、「核の傘」の幻想、「思いやり予算」の無用さなどをとりあげ、安保解消の道筋を具体的に明らかにする。
目次
序章 沖縄の主張
第1章 日米安保の成り立ち
第2章 冷戦終結で迎えた転機
第3章 日本の安全は「核の傘」のおかげか
第4章 在日米軍「安あがり」論について
第5章 安定化装置としての役割
第6章 米国の世界戦略と日本
第7章 「びんのふた」説への疑問
第8章 日米安保の解消をめざして