出版社内容情報
民主主義という言葉はかつての輝きを失なってしまった感が強い.しかしそれは,体制の違いを問わず最高の価値を付与されていることに変わりはない.本書は,近代民主主義の歴史を克明にたどりつつ,その理想と現実との対抗関係を明確にし,さらに現代政治を構成する原理としての民主主義を浮き彫りにして,新たな展望を拓く.
内容説明
民主主義という言葉はかつての輝きを失なってしまった感が強い。しかしそれは、体制の違いを問わず最高の価値を付与されていることに変わりはない。本書は、近代民主主義の歴史を克明に辿りつつ、その理想と現実との対抗関係を明確にし、さらに現代政治を構成する原理としての民主主義を浮き彫りにして、新たな展望を拓く。
目次
序章 現代史のなかの民主主義(期待と幻滅;ワイマールの悲劇 ほか)
第1章 民主主義の歴史(前史としての古典古代;革命の炎 ほか)
第2章 民主主義の理論(民主主義の価値原理;民主主義の機構原理 ほか)
第3章 現代の民主主義(民主化と大衆化;管理者国家と民主主義 ほか)
終章 民主主義の展望のために(歴史的展望への要求;国家の問題 ほか)
著者等紹介
福田歓一[フクダカンイチ]
1923年神戸市に生まれる。1947年東京大学法学部卒業。専攻は政治学史。東京大学名誉教授、明治学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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