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出版社内容情報
放火,尊属殺人,猟奇事件,汚職,疑獄等の数々の事例を透視して,その事件がいかに生み出され往時の象徴たり得たのかを検証する.明治期の無名事件から近年のカルト犯罪までを対象にして,犯罪と風俗の接点を論じる.
内容説明
事件の背後に存在した闇を照射する。「裏」から見た近代日本。
目次
1 都市の闇と風俗(犯罪の民俗;『右門捕物帖』の昭和;ヤクザと日本社会)
2 犯罪の社会史(昭和の猟奇事件;捜査技術の近代化と犯罪をめぐる語り―放火において;戦後日本における犯罪の変容―高度成長期から高度情報化社会へ;カルト犯罪をどう見るか)
3 愛と性をめぐる諸相(「恋愛映画」の変貌;愛の場所をめぐって;堕胎と殺人のあいだ―戦前における堕胎・嬰児殺判決から)