全3部より構成の本書は、著者が日本ロマン派のエートスと思想とを内在的に批判・検討しつつ独自の思想的世界を構築したデビュー作に、新たに13論文を増補した決定版である。

「日本浪曼派」は神保光太郎、亀井勝一郎、中島栄次郎、中谷孝雄、緒方隆士、保田与重郎ら六人で創刊した雑誌名であるが、戦前、大日本帝国の侵略的アジア主義、満州国の擁 ...

... 日本文学史序説』『加藤周一著作 5』、平凡社 ... 日本人にとっての中国像』、岩波書店、1992 年。安田武『定本戦争文学論』、朝文社、1994 年。桜本富雄『日本文学報国会―大東亜戦争下の文学者たち』、青木書店、 1995 年。 橋川文三『日本浪曼派批判序説 ...

... 評論集》全五卷(東京:綠蔭書房,2001年4月)。橋川文三,《増補日本浪曼派批判序説》(東京:未來社,1995年8 月)。平野謙(等),《現代日本文学論争史》(東京:未來社,1967年12月)。藤井省三、黃英哲、垂水千惠(編),《台湾の「大東亜戦争」:文学‧メディア‧文化》 ...

... 日本留学時代の李大釗, in Shakaikagaku tōkyū 36, no. 2 (1990): 1–26. 69 Hashikawa Bunsō 橋川文三, Nihon rōmanha hihan josetsu 日本浪曼派批判序説(Tōkyō: Miraisha, 1965). 70 See here Ukita Kazutami浮田和民, “Shin Ajiashugi—Tōyō ...

... 浪曼派を中心に――「文学」昭 35 ・ 5 )影山正治日本浪曼派批判の歴史(「不二」昭 35 ・ 5 )影山正治日本主義の魅力(「不二」昭 35 ・ 6 )影山正治「右翼雑誌」論議(「不二」昭 35 ・ 7 )杉浦明平書評・橋川文三著『日本浪曼派批判序説』(「文学」昭 358 ) ...

... 日本浪曼派の運動』は、「戦中派意識から発想し、日本浪曼派を転向文学と規定しながら、問題をより文学的に概括的に整理した労作である」と解説されている。また橋川の『日本浪曼派批判序説』は、「保田の精神構造を日本的なロマンテシュ・イロニイとして ...

... 日本の家郷』新潮社、平成五年二月神谷忠孝『保田與重郎論』雁書館、昭和五四年九月日本文学研究資料刊行会編『日本浪曼派』有精堂出版、昭和五二年五月和泉あき『日本浪曼派批判』新生社、昭和四三年六月三枝康高『日本浪曼派の群像』有信堂、昭和四二年 ...

... 日本思想史講座」 34 ・ 11 、筑摩書房)昭北山茂夫日本浪曼派の古典評価について ... 日本文学概説」(昭 31 、秀英出版)竹内好近代の超克(近代日本思想史講座」、昭 3 ... 批判序説」昭 35 ・ 2 、未来社) •吉本隆明近代批評の展開(「異端と正系」昭 35 ...