内容説明
激化する米中間の技術覇権競争を経済安全保障の観点から分析。次世代通信技術(5G)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウドコンピューティング…新たなハイテク科学技術、戦略的新興産業分野でしのぎを削る国際競争の行方と、米中のはざまで日本がとるべき道を提言する。
目次
エコノミック・ステイトクラフトと国際社会
第1部 米国の安全保障と輸出管理(米国における輸出管理の歴史―EAAからECRAまで;輸出管理をめぐる米中関係―チャイナ・ディフェレンシャルから経済安全保障へ;米国の輸出管理の新展開―従来型の限界と今後)
第2部 中国の経済安全保障戦略(経済建設と国防建設の一体化とその背景;安全保障の経済的側面―軍民融合発展戦略;経済の安全保障的側面―国内法制度の整備)
日本の経済安全保障政策への展望
著者等紹介
村山裕三[ムラヤマユウゾウ]
同志社大学大学院ビジネス研究科教授
鈴木一人[スズキカズト]
東京大学公共政策大学院教授
小野純子[オノスミコ]
一般財団法人安全保障貿易情報センター(CISTEC)主任研究員
中野雅之[ナカノマサユキ]
一般財団法人安全保障貿易情報センター(CISTEC)理事、調査研究部長
土屋貴裕[ツチヤタカヒロ]
京都先端科学大学経済経営学部准教授。慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科卒業。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。修士(経済学)。防衛大学校総合安全保障研究科後期課程卒業。博士(安全保障学)。防衛省防衛大学校総合安全保障研究科特別研究員、外務省国際情報統括官組織第二情報統括官室専門分析員、在香港日本国総領事館専門調査員などを経て現職。専門は、公共経済学、国際政治経済学、安全保障論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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