どんな高校生が大学、社会で成長するのか―「学校と社会をつなぐ調査」からわかった伸びる高校生のタイプ

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784761921484
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C3037

目次

序章 なぜ、学校から社会へのトランジション(移行)調査か
第1章 生徒タイプの分析から見えてくる高校生の特徴
第2章 調査分析から見た高校生の意識の構造
第3章 ジェンダーの視点からみた高校生の生活と意識
第4章 高校生の生活と意識における地域差
第5章 島根県立横田高等学校の事例研究
第6章 岐阜県立可児高等学校の事例分析
第7章 3つの観点からの考察―成果シンポジウムにおけるコメントとリプライ
第8章 学校と社会をつなぐ調査から見えてくる高校の特徴―インタビュー
第9章 実践的な指導のポイント
第10章 理論的まとめと今後の課題
付録

著者等紹介

溝上慎一[ミゾカミシンイチ]
京都大学高等教育研究開発推進センター教授(大学院教育学研究科兼任)、京都大学博士(教育学)。日本青年心理学会常任理事、大学教育学会常任理事、Journal of Adolescence,Editorial Board委員。公益財団法人電通育英会大学生調査アドバイザー、桐蔭学園教育顧問ほか。専門は、青年心理学(現代青年期、自己・アイデンティティ形成、自己の分権化)と高等教育(学生の学びと成長、アクティブラーニング、学校から仕事へのトランジション)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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今を去ること13年前、同期の仲間と、「詰め込み教育とのびしろ論」を飲み会で展開して大いに盛り上がった。そして、そこの学校でのキャリア教育と総合学習、授業のあり方とコーチングについて語り合った。その時抽象的に話したことが、具体的データになって現れた、そんな感じの本。私の出身大学で出会った、受験で疲れ切って、大学の勉強を楽しむ余力のない子は、実は当時の詰め込み教育が生んだ被害者だったわけだ。私の出身高校は基本的に詰め込み教育だったが、世界史のM先生が出した自由研究や、国語表現のK先生が出した小説創作、現代文の2015/08/31

Yuichi Masui

1
どんな高校生が大学で伸びしろがあるのかは推薦入試などが全盛となっている今とても関心のある話題ですし、その高校生を受け入れて育てたうえで社会へ送り出すのが僕の仕事。結論的には、大学生と同様に高校で伸びる生徒は①主体的に学ぶ力、②豊かな対人関係と活動性、③将来への意識(キャリア意識)を持って過ごしている。当たり前のような結論ですが、実際に教育する上ではたくさんの示唆があります。社会や高校生の変化について学ぶのに最適。高校の先生だけでなく、大学の先生たちにもおススメです。2019/03/06

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