内容説明
本書では、二つの当事者調査から精神障害者の就労を実現するための就労支援の条件を明らかにし、それに基づいて既存のモデルに必要な修正点を明らかにすることで効果的な就労支援モデルを示している。さらに、その効果的支援モデルと制度との整合性という観点から現行の就労支援施策における実施可能性を検討することで、効果的支援モデルを確実に実施することのできる具体的な実施体制のあり方を提示する。
目次
本書の概要と基本的概念の整理
第1部 精神障害者が働くということ(障害者と就労―概念の整理;精神障害者の就労の現状;精神障害者への就労支援政策)
第2部 二つの当事者調査と求められる支援(調査の背景;精神障害者にとっての「就労」という現実;雇用主にとっての「雇用」と「障害者雇用」;必要かつ効果的な支援とは)
第3部 求められる支援の実現のために(支援モデルと制度の整合性;精神障害者の就労における合理的配慮への期待)
精神障害者の就労に必要な支援と制度
著者等紹介
山村りつ[ヤマムラリツ]
1977年静岡県生まれ。博士(社会福祉学)、精神保健福祉士。2001年横浜国立大学教育学部生涯教育課程カウンセリングコース卒業後、企業勤務などを経て、2011年同志社大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。2011年より同志社大学社会学部および高等研究教育機構特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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