日本国史―世界最古の国の新しい物語(ヒストリー)

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594079826
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【内容紹介】
歴史は正しく修正しよう!
最新の歴史研究を踏まえた「田中日本史」の決定版。

歴史とは国家の「来歴」を語る「物語」である!

高天原は関東にあった!?
天孫降臨はフィクションではない!?
・神武天皇の実在を示す日本独特の巨大な前方後円墳
・法隆寺は日本人の精神性の結晶
・白村江の戦いを契機に生まれた日本の対外的国家観
・社会福祉活動を政治に反映させた光明皇后の功績
・東大寺の再建によって結びついた天皇家と源頼朝
・外国人を巧みに利用して外交方針を定めた徳川家康
・明治維新最大のポイントは律令制の復活にあった
・三島由紀夫の死と日本人のあるべき生き方……他

【目次より】
第一話 日高見国――縄文・弥生時代、関東にあった祭祀国家
第二話 天孫降臨――関東から九州へ、船で渡った瓊瓊杵尊
第三話 大和時代――神武天皇と日本の統治
第四話 飛鳥時代――日本人の神髄「和」の思想の確立
第五話 白鳳時代――律令国家の誕生と国家意識の確立
第六話 奈良時代――日本の古典を成熟させた天平文化
第七話 平安時代――貴族が極めた宮廷文化の頂点
第八話 鎌倉時代――武家政治が生み出した仏教美術
第九話 室町時代――現代に継承される日本文化の誕生
第十話 戦国・安土桃山時代――西洋文明との邂逅
第十一話 江戸時代――百万人都市が育んだ庶民文化
第十二話 明治維新――西洋文明との格闘、そして独自性の追求
第十三話 日清戦争から大東亜戦争まで――近代化された日本の戦争
第十四話 現代に続く日本文化の財産

本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(小社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです。



田中 英道[タナカヒデミチ]
著・文・その他

目次

日高見国―縄文・弥生時代、関東にあった祭祀国家
天孫降臨―関東から九州へ、船で渡った瓊瓊杵尊
大和時代―神武天皇と日本の統治
飛鳥時代―日本人の神髄「和」の思想の確立
白鳳時代―律令国家の誕生と国家意識の確立
奈良時代―日本の古典を成熟させた天平文化
平安時代―貴族が極めた宮廷文化の頂点
鎌倉時代―武家政治が生み出した仏教美術
室町時代―現代に継承される日本文化の誕生
戦国・安土桃山時代―西洋文明との邂逅
江戸時代―百万都市が育んだ庶民文化
明治維新―西洋文明との格闘、そして独自性の追求
日清戦争から大東亜戦争まで―近代化された日本の戦争
現代に続く日本文化の財産

著者等紹介

田中英道[タナカヒデミチ]
昭和17(1942)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科、美術史学科卒。ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学名誉教授。フランス、イタリア美術史研究の第一人者として活躍する一方、日本美術の世界的価値に着目し、精力的な研究を展開している。また日本独自の文化・歴史の重要性を提唱し、日本国史学会の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

31
これは凄い。 もう日本の歴史は ほぼ極めたと思っていたけれど、 違う違う。 そっか、鹿島と鹿児島かぁ。 そっか、東国に日高見国が あったのか。 なのでの縄文文化。 そして。 魏志倭人伝は嘘っぱち。 古事記・日本書紀を見ろ。 う〜む。 まだ目に鱗が付いてたかぁ。2020/09/27

TheWho

14
空前のベストセラーになった日本通史である百田直樹「日本国紀」が発刊する5か月前に東北大学名誉教授で、美術史家の著者が刊行した日本通史。「日本国紀」・「日本国史」と題名迄酷似しながらもお互いの専門と経歴の違いによる趣さをかんじさせた稀有な1冊。著者の歴史本は数冊読んでいたが、ぶれの無い日本人の芸術と文化、また自然と共生する宗教観から歴史を綴る感性に綿々と受け継ぐ日本民族の根源を感じさせた。感情的な百田節とは異なり冷静でありながらも一瞬見せる激情も好ましく思えた。同時期の日本通史を堪能したお勧めの1冊です。2019/11/29

軍縮地球市民shinshin

10
古代の「日高見国」とか、近代の国際ユダヤ金融資本が第二次大戦を引き起こしたとかの陰謀論は頂けない。そんなにうまく世の中は回らないと思う。著者は学者なのに変にそういうところを信じているからなぁ。それを抜かせばなかなか面白かった。2018/10/09

南北

6
日本を肯定的に見ていこうと試みた通史です。歴史学では文献のみに依拠していますが、著者が美術史家ということもあり、土偶や土器・絵画・彫刻などからもそれぞれの時代の状況を読み取ろうとしている点で面白く読めるのではないかと思います。また「進歩史観」から出てくる「中世」を日本史に導入しようとした宮崎市定を批判しています。ただし「日高見国」が関東であるとか、東洲斎写楽が葛飾北斎であるとか、少し疑問を持つような点もあります。2018/08/16

Hiroki Nishizumi

4
バイアスかかっているし、それほど面白くもなかった2023/03/01

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