光文社新書<br> 物流ビジネス最前線―ネット通販、宅配便、ラストマイルの攻防

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光文社新書
物流ビジネス最前線―ネット通販、宅配便、ラストマイルの攻防

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334039318
  • NDC分類 675.4
  • Cコード C0234

出版社内容情報



齊藤実[サイトウ ミノル]

内容説明

物流を制するものがビジネスを制する―。これまで物流は、経済や企業を背後で支える地味な存在で、社会的に大きく注目されるようなことはなかった。しかし現在、物流は経済全体に大きな影響を与える、極めて重要な存在だと認識されるようになった。ネット通販ビジネスが拡大し、私たちの生活に欠かせないものになった物流が企業の競争力を高める生命線となりつつあるいま、アマゾン、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など各企業はどのような戦略を描いているのか。物流研究の専門家が、ドライバー不足に喘ぐ日本、そしてネット通販先進国であるアメリカの事情を含めて、その現状と課題を読み解く。

目次

第1章 アマゾンが描く近未来
第2章 巨大化する物流センター
第3章 ラストマイルで何が起きているか
第4章 現代輸送のインフラ・宅配便
第5章 ドライバー不足
第6章 買い物難民
第7章 ネットスーパー

著者等紹介

齊藤実[サイトウミノル]
1954年千葉県生まれ。神奈川大学経済学部教授。法政大学経済学部卒業。同大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得。博士(経済学)。日通総合研究所で交通、物流に関する国内・国外の調査プロジェクトに従事。神奈川大学経済学部助教授を経て現職。専門は物流論、交通論。著書に『アメリカ物流改革の構造』(白桃書房、第一回日本物流学会学会賞などを受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

36
アメリカのAmazonは肉や魚、野菜も配達してるってよ! アマゾンフレッシュというらしいっす。この本読んで一番心配になったのは、ドライバー不足の章。低賃金長時間労働で若者離れが加速。60代の高齢者ドライバーが増加。定年過ぎてもハンドル握るってちょっと怖いよ…。介護や保育も賃金安くて不足が心配されてるけど、ドライバーもかなり差し迫った状況です。文太がトラック野郎やってた頃もあったのに…2016/08/15

犬こ

24
物流が変わる、企業が変わる、日本経済が変わる。ネット通販が伸び続ける昨今、国内外の物流の今、問題が数値、グラフで示され、大変充実した一冊。良著!2016/12/21

MOKIZAN

23
宅配ビジネス現況本です。大まかな現状把握に役立つ内容だと思います。何かとキナ臭さを感じるAmazonの戦略想像イメージも記されています。実現したら国家の宰相がなに喚こうが、労働環境の劣悪化が加速されるだろう。彼らの目指すものは企業発展で、国家の活性じゃないから。大型スーパーとシャッター商店街の、巨大化した第2幕になりかねないね(利用している輩がのたまえる由は無いが)。成り手不足が深刻化しているドライバーの就業現状について、グラフ表示されたおかげで、仕事危険度に比しての、その処遇の悪さを理解し易かったです。2016/08/13

ビイーン

22
将来、荷物を運ぶドローンが空を飛び回っているのだろうか。2017/09/27

Yukiko Yosuke

17
我々が享受する翌日・当日配送、送料無料といったサービス。それらは効率性の高い物流システムによるものである。本書では、日本において如何に物流システムが構築されてきたか、前述のサービス提供のためにラストマイルの効率化を如何に進めてきたかを述べている。一方、現在問題になっているドライバー不足の要因についても、利用者がサービスを「より速く・安く」要求するために、宅配事業者が運賃支配力を持たないことだと説明し、業界自体が変わるべきだと説く。これはサービス利用者である我々も認識すべきことであろう。2024/01/08

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