黒部の太陽 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103324027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

昭和三〇年代。電力不足の日本を救うため、人跡未踏の地で、巨大ダム「黒四」の建設が始まった。だが工事はトラブルの連続で、ついに「破砕帯」に遭遇、大出水に襲われる。もしこのまま工事が進まなければ、黒四ダムは完成しない。そのとき男たちは、いかにして困難に立ち向かったのか?徹底取材で描かれたノンフィクション・ノベルの傑作。

著者等紹介

木本正次[キモトショウジ]
1912(大正元)年、徳島県生まれ。神宮皇学館卒業後、大阪毎日新聞社入社。以後、報道部長(中部)、ラジオ報道部長(西部)、整理部顧問(大阪)、出版局参与(大阪・東京)等を歴任。『黒部の太陽』は、編集委員(東京)在任中に毎日新聞に連載した作品。その間、作家としても活躍し、1960(昭和35)年に『刀塚』が直木賞候補になる。1967(昭和42)年に毎日新聞社を定年退職後、作家に専念。主として企業と人間のかかわりを題材にした作品を続々発表し、「ノンフィクション・ノベル」分野を確立させた。1995(平成7)年、82歳で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アリ子

35
映画は破砕帯との戦いが印象的だったけど、原作はその他のエピソードも読めた。特に加賀藩の奥山廻りと、太田垣社長の画鋲!が特に興味深かった。黒四ダム、いつか行ってみたいです。2016/10/25

ちょん

25
黒四工事に係わるすべての関係者に敬意を払いたくなった。こんな難工事を成功させた男たちの根性と勇気。記録を中心にしていたので少々読みにくさもあるが、映画を見たくなった。2015/06/24

下町ロコモーティブ

20
【ダム部・課題本】改めて黒四ダムは凄いプロジェクトだったという事を知りました。「最も危険で、苦労し、うれしかった現場」と題する、班長として中心になり破砕帯と格闘した、笹島信義さんの解説には感動しました。黒四ダムの完成には感謝とともに手を合わせたくなります。 2017/01/16

ケンメイ

9
★3.5 破砕帯突破の難工事の大変さがあまり伝わって来なかった。残念。高熱隧道の方が断然緻密な描写です。2018/04/10

ひで

8
TV番組『博士ちゃん』で12才の「ダム博士ちゃん」が「黒部ダム」について熱く紹介していたのに心打たれ、手に取りました。この番組でも随所で紹介されていた『黒部の太陽』。人跡未踏の秘境の地に「黒四ダム」を建設するためには資材を運ぶためのトンネルが必須!戦後間もない昭和31年。手探り状態で始まった関電トンネル工事は、途中、「破砕帯」にぶつかり大出水に見舞われる。何ヶ月も前に進めない難工事。よくぞ諦めずに成し遂げたものだと感銘を受けました。続けて映画版も観てしまいました。2022/10/21

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