三人の二代目〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 457p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062168892
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦国を生き抜いた三人の二代目の栄光と挫折毛利輝元、宇喜多秀家、上杉景勝は、太閤秀吉の時代には五大老に上り、関ヶ原では徳川家康と天下を争うが、そろって負け組になってしまう。それはなぜだったか。

内容説明

偉大な先代の跡を継いだ景勝、輝元、秀家は、擡頭する織田信長を睨みつつ、自国の存続と勢力拡大を画策する。そして、本能寺の変勃発。彼らの決断は―。

著者等紹介

堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省(現・経済産業省)入省。通産省時代に日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。その後、沖縄観光開発やサンシャイン計画を推進。78年、同省を退官、執筆・講演活動に入る。98年7月から2000年12月まで小渕内閣、森内閣において経済企画庁長官をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

27
【学校図書館で借りた本】景勝、輝元、宇喜多秀家の3人を、時系列を追って描いた作品。上巻では主として毛利・吉川・小早川の毛利三家の混乱と確執や宇喜多家の左右両にらみの生き残り術が描かれている。碁打ちや将棋指しが武将に示唆を与える場面や、敵味方関係ない商人の生き様などが興味深い。時代小説に経済の専門家の視点を絡めた、いかにも新聞小説らしい趣がある。面白さとか感動を求める人には物足りないかもしれない。2011/09/17

hideo

23
堺屋太一さんの作品は客観的でありながら、独自の視点も交え非常に面白く読める。上杉家、毛利家、宇喜多家の二代目の苦悩の物語だが、お福の遠望、仙桃院の示唆に富む言葉が印象深い。本能寺の変から関ヶ原に至る下巻も楽しみ。2019/01/23

こすとがいん

11
堺屋太一先生追悼で読み始めた1冊、前田利長さんの話もあれば良かった。下巻には登場するであろうか?別の本では父親とは、まったく違ったことをした二代目として紹介されていました。2019/03/28

koba

10
★★★☆☆2012/06/25

らいおねる

5
偉大な父を持った二代目に焦点を当てた戦国小説。上巻では武田家滅亡まで描かれており上杉景勝、毛利輝元、宇喜多秀家をメインなのですが武田勝頼が入ってもおかしくないと思った。まだ宇喜多家は直家の時代でその女房のお福がキーパーソンというかちょっと目立ちすぎな感はあります。景勝の母もそうですが女性の助言が大きいというのが他とは違う感じ。二代目の苦悩は想定通り。2024/05/31

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