内容説明
「婚活」っていくらかかるの?本当に結婚できるの?この一大婚活ブームは果たして、日本のシングルたちに真の幸せをもたらしたのか。婚活の総本山「結婚紹介サービス」を中心に、地方自治体の活動や大学、そして海外などの、婚活事情を徹底ルポ。「婚活」が生み出すいくつもの矛盾、そのシステムの不思議を暴く。
目次
第1章 結婚相手紹介サービスの不思議とは
第2章 結婚相談所の真実パート1―アポなし取材篇
第3章 結婚相談所の真実パート2―アポあり取材篇
第4章 わたしたちこうして結婚しました
第5章 結婚相手紹介サービスをめぐるトラブル
第6章 地方自治体と大学の婚活
第7章 海外の婚活―イギリスの場合
第8章 婚活の結論
著者等紹介
多賀幹子[タガミキコ]
東京都出身。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経て、フリージャーナリスト。1983年から5年ほどニューヨーク、1995年から6年ほどロンドン在住。女性、教育、異文化をテーマに新聞・雑誌に執筆、全国で講演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
51
ちょっと内容が浅め…。婚活サービス会社比較や、婚活経験者の声をまとめただけで、タイトルにあるような考察は薄く、大学生の卒論と言われても違和感ない。2017/03/02
Happy Like a Honeybee
6
婚活ビジネスは2000億円に達する市場である。 牧歌的な時代に結婚された年輩の筆者が、業界大手を取材する形式。 当事者の声が全く聞こえてこない書物である。 この類の本を読むより、話術などアドリブ能力向上が生存競争での知恵となろう。2015/09/13
masato
4
「若い世代に結婚を望むなら、恋愛する時間を持ってもらうことだ」「結婚は幸せになるための手段であって目的ではない」「もっとも効果的な婚活とは実はステキなシングルでいることだと思う」・・・正論ではあるけど評論だよね。面白さからも実用さから言っても、当事者じゃない人の書く本なのでイマイチ。2012/01/03
Taizo
3
婚活の実態を結婚相談所・個人・地方自治体・海外(イギリス)などあらゆる側面から取材したルポ。2010年の著作であり、「婚活」と言う言葉が提唱されたのが2007年末であることを考えると、かなりフットワーク軽く取材している。著者曰く「うまくいく婚活とは、足元を固め自分を知ることから始まる。自分を認めて自分を愛することを学んでほしい。うまくいかない婚活とは、相手に幸せをもらおうとするもの。寄りかかっては二人とも倒れてしまう。」とのこと。2021/11/24
かずら
2
婚活について、取材を元に実体を書いている新書。この本を婚活している人が読んだら傷つくのではないか。取材で手に入れたネタは悪くないのに、著者が婚活をひどく見下しているので、読んでいて腹がたってくる。どうせ本にするならば、個人的な見解は除いて万人に読めるものにしてほしい。タイトルも内容に即していない。成功例失敗例が書いてあるのはひとつの章だけ。2013/08/31
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