岩波ジュニア新書
アフリカのいまを知ろう

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  • サイズ 新書判/ページ数 245,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005005888
  • NDC分類 K302
  • Cコード C0230

内容説明

“支援する地”“資源を持つ地”としても世界から大きく注目されているアフリカ。日本はどのようにかかわっていけばいいのでしょうか。近現代史・政治・経済・社会・文化など、さまざまな分野の研究者へのインタビューで、アフリカの国と人々のダイナミックな魅力を知り、本当の支援について考えます。

目次

1 アフリカを知ろう
2 アフリカの研究者にきいてみよう―インタビューで読むアフリカのいま(日本とアフリカの交流史;村から国家と経済をみる;農業と人々の暮らし;アフリカ経済と援助;紛争・平和構築と「外部者」;ろう者と手話;アフリカの女性と健康;アフリカ音楽と若者たち;村の社会と仮面結社;文学と社会;自然環境に依存する人々の暮らし)

著者等紹介

山田肖子[ヤマダショウコ]
1968年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、コーネル大学修士課程、インディアナ大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は、比較国際教育学、アフリカ研究。民間財団、国際開発コンサルタント、広島大学、政策研究大学院大学を経て、名古屋大学大学院国際開発研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たばかる

25
アフリカ研究者へのインタビュー。簡潔にまとまっているのに各々のテーマに切り込んでいってるので読みごたえがあった。教訓的なメッセージはそれぞれあったけれども、アフリカの現状を正確に知る必要があること、そのためには五感で直接感じに行かなくてはならない、ということが大きいか。支援、という形でいうとODAに対し石油採掘権などの見返りがあるのはどうなのか、という問題提起もある。そうとまでいくならばむしろアフリカから学ぶことも多いといったところで人類学の基本的態度に帰着する。2020/01/04

bittersweet symphony

1
人文系アフリカ専門家へのインタビュー集。近代・近世以前からの日本とアフリカの人的交流も含めたかかわりを研究する北川勝彦さん、産業化された単作農業ではなくアフリカの気候に適した混作農業の重要性を説く杉村和彦さん、アンドリュー・フォスターなる聾教育者/宗教家と彼のおかげでアフリカに根付いた日本のそれよりも進んだ聾教育を紹介している亀井伸孝さん、 表の行政府とは別にアフリカ社会の秩序を維持するシステムとしての結社を実地で体験した佐々木重洋さんの各インタビューなどに個人的には教えられるところが多々ありました。 2008/10/17

フルカラフル

1
アフリカは多様であるのに、アフリカイメージはあまりに人々の間で固定的。 まずはそれを振り払うべく本を読むべし。2018/07/26

於千代

0
アフリカの概説と多様な分野の研究者に対するインタビュー集。様々な視点からアフリカについて述べられていて興味深い。「アフリカの農民大衆は、他の階級によって支配されたことがない農民」という指摘はなるほど、と思った。アフリカの特殊性を理解せずに支援を行っても、それは現地にとって無意味な支援に終わるだろう。2017/10/14

takeapple

0
ケニアに行くのに、予習として読んだ。頑張っている日本人がたくさんいるなあ。2011/08/06

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