出版社内容情報
「人災」とされる福島原発事故.「人災」対「天災」という分類は,未曾有の大災害の真実を尽くしきれているだろうか.本書は,戦前から連綿と続く,日本社会に根をおろした「構造」にあえて眼を向ける.その「構造」から,科学技術と社会のあいだの危機のメカニズムを解明する.そして,問題克服の道筋をさぐる.
内容説明
「人災」とされる福島原発事故。「人災」対「天災」という分類は、未曽有の大災害の真実を尽くしきれているだろうか。本書は、戦前から連綿と続く、日本社会に根をおろした「構造」にあえて目を向ける。その「構造」から、科学技術と社会のあいだの危機のメカニズムを解明する。そして、問題克服の道筋をさぐる。
目次
序章 構造災としての福島原発事故
第1章 構造災とは何か―科学社会学の視点から
第2章 構造災のメカニズム
第3章 構造災の系譜
第4章 いま生まれつつある構造災
終章 構造災をのりこえる提言
著者等紹介
松本三和夫[マツモトミワオ]
1953年生まれ。1982年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士(東京大学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は科学社会学、リスク社会学、技術の社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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