内容説明
「日露戦争は世界戦争だった」語られてこなかった欧米列強の東アジア政策。韓国歴史学界の第一人者が、100年前の国際関係から、西欧列強による地球規模の“東アジア利権争奪”の経緯を鮮やかに活写し、アメリカ世界戦略の出発点を明らかにした野心作。
目次
第1章 列強の東アジア分割競争(列強の中国大陸分割競争;アメリカのマニラ湾侵攻と列強の反応 ほか)
第2章 ロシアの満州占領と列強の対応(“露清単独秘密協定”と日本の対応;ロシアの満州支配に対する列強の反応 ほか)
第3章 アメリカ・イギリスの対日支援と日露開戦への道(ロシアの撤兵条約不履行と“ニューコース”の確立;列強の対ロシア抗議とイギリス・アメリカの対日支援の限界 ほか)
第4章 日露戦争と国際関係(日露開戦とアメリカの対日政策;日露戦争の戦況変化とバルチック艦隊 ほか)
第5章 戦後の状況と日本の“韓国併合”(満州門戸閉鎖に対するアメリカ・イギリスの抗議と日本の対応;“第一次日露協約”と日本の“韓国併合”の企て ほか)
著者等紹介
崔文衡[チェムンヒョン]
1935年ソウル生まれ。ソウル大学校文理科大学史学科卒業後、西洋史専攻。ソウル大学大学院を修了(文学碩士)、西江大学校で文学博士学位取得。シカゴ大学東アジア研究所で修学。1964~2001年、漢陽大学人文大教授・学長歴任。現在、同大学名誉教授。韓国の歴史学会会長歴任
朴菖煕[パクチャンヒ]
1932年韓国・密陽生まれ。1951年渡日。一橋大学経済学部、東京都立大学大学院(文学修士)、一橋大学大学院博士課程(社会学博士)を終えて1968年帰国。梨花女子大、韓国外大で20余年間主に韓国の歴史分野の講座を持つ。大阪経済法科大学アジア研究所客員研究員
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