内容説明
本書は、(財)アジア太平洋センターが企画した「アジアの観光政策に関する比較研究」の2年間にわたる成果の報告である。このプロジェクトでは、比較研究の対象としては、韓国、中国、台湾、タイを選んだ。本プロジェクトは、環境問題との関連や、平和への貢献などを配慮した広い視野から、アジア地域の観光政策における現状や特色を明らかにし、アジアの観光全体を展望するものであり、その視点から北部九州の観光政策のあり方に接近するものである。
目次
第1章 21世紀における観光政策の意義
第2章 日本の観光政策と地方自治体の役割―福岡市を事例として
第3章 韓国観光政策の推移と観光動向
第4章 中国の観光政策―昆明市における観光産業の発展からの展望
第5章 タイにおける観光政策
第6章 台湾における観光政策
第7章 アジア地域の観光政策の展望と国際協力
第8章 北部九州の観光政策への提言
著者等紹介
駄田井正[ダタイタダシ]
1944年生まれ。大阪府立大学大学院博士課程修了(経済学博士)。久留米大学商学部講師、同助教授、同教授を経て、経済学部教授。1998年より経済学部長。主な著書に、『経済学説史のモデル分析』などがある
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