内容説明
昨今の報道で「日本は天皇中心の神の国」、「卒業式の日の丸・君が代、命令かざして疑問かき消す」、「完全実施へ〔職務命令〕」などという見出しがおどるのを見ると、問題を教育勅語にまでさかのぼって考える視点がどうしても必要となってくる。本書は著者の関心事と記録を綴った習作である。
目次
第1章 教育勅語の由来
第2章 米騒動と教育勅語の制定
第3章 教育勅語普及の方途
第4章 二つあった勅語謄本
第5章 教育勅語をめぐる事件簿
第6章 ズーダーマン作・戯曲「故郷」上演禁止事件
第7章 竹内伝蔵の遺書・その後
第8章 沖縄に残る勅語謄本
第9章 戦後教育勅語関係略年表
著者等紹介
岩本努[イワモトツトム]
1942年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科教育学専攻博士課程修了。立正大学、中央大学、法政大学、都留文科大学各講師
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