出版社内容情報
資本の海外シフトと国内生産体制のリストラによる産業空洞化の進行は地域産業を大きく後退させつつある。一方，地域の再生に向けて新たなまちづくりやむらづくりの取り組みが展開されている。以上の点を踏まえ改訂。
本書の４つの柱である地域経済学，地域経済，地域開発，地方自治と地域づくりをめぐる最新局面がわかるように，新しいデータと情報を盛り込む。グローバル化と地域との関係を政治経済学的な方法によって分析することの重要性を示す。
内容説明
グローバル化する経済の中で、大きく変貌する地域経済の実態を示しながら、その最新局面を把握する地域経済学の到達点をわかりやすく解説。地域調査入門を加え、地域づくりに取り組む自治体職員、市民にも役立つ情報を提供。
目次
第１章 グローバル化のなかの地域経済（国家を超える地域主義とグローバリズム；地域経済の成長と不均等発展 ほか）
第２章 現代日本の地域経済と地域問題（地域経済の形成過程；経済のグローバル化と地域インパクト ほか）
第３章 地域開発政策の検証（現代地域開発政策の展開；水資源と地域開発政策 ほか）
第４章 地域づくりをどう進めるか（地方自治と地域づくり；地方財政と地域づくり ほか）
補論 地域を調べる（地域調査のすすめ；調査課題を明確にする ほか）
著者等紹介
岡田知弘［オカダトモヒロ］
１９５４年富山県福岡町に生まれる。１９８５年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。岐阜経済大学講師・助教授を経て、現在、京都大学大学院経済学研究科教授
川瀬光義［カワセミツヨシ］
１９５５年大阪市に生まれる。１９８７年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、静岡県立大学経営情報学部教授
鈴木誠［スズキマコト］
１９６０年愛知県安城市に生まれる。１９８９年愛知大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、岐阜経済大学大学院経営学研究科教授
富樫幸一［トガシコウイチ］
１９５６年山形県酒田市に生まれる。１９８７年東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程博士課程修了。現在、岐阜大学地域科学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 日本近代史 ちくま新書
