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朝鮮通信使の旅日記―ソウルから江戸 「誠信の道」を訪ねて

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569625713
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

出版社内容情報

江戸時代を通じ12回派遣された朝鮮の外交使節団。ソウルから江戸まで1年に及ぶ旅のゆかりの地を訪ね、友好と文化交流の歴史を探る。

江戸時代260年を通じて、隣国・朝鮮から12回もの外交使節団が訪れていた。「朝鮮通信使」と呼ばれた彼らは総勢450人。漢城(ソウル)から江戸まで国書を携え、約1年の長旅をした……。

▼楽隊や文人、曲馬師をも含むエキゾチックなその行列は、当時の日本人にカルチャーショックを与え、各地でさまざまな事件や文化の渦を巻き起こした。現代に伝わる唐人踊りや人形からは、民衆の驚きと朝鮮ブームの熱気が溢れ出す。

▼通信使ゆかりの町を絵図や写真とともに訪ねながら、日韓両国の友好と文化交流の歴史を探る。この分野の第一人者である著者の最後のメッセージ。

▼【朝鮮通信使ゆかりの町を訪ね歩いて】 (1)漢城(ソウル) (2)釜山(プサン) (3)対馬 (4)相ノ島・下関 (5)上関 (6)下蒲刈 (7)鞆の浦 (8)牛窓 (9)室津 (10)兵庫 (11)大坂 (12)京都 (13)朝鮮人街道と彦根 (14)大垣 (15)名古屋 (16)静岡 (17)箱根から江戸へ (18)江戸―祭りと音楽 (19)江戸―絵画 (20)日光

[1]漢城(ソウル) 
[2]釜山(プサン) 
[3]対馬 
[4]相ノ島・下関 
[5]上関 
[6]下蒲刈 
[7]鞆の浦 
[8]牛窓 
[9]室津 
[10]兵庫 
[11]大坂 
[12]京都 
[13]朝鮮人街道と彦根 
[14]大垣 
[15]名古屋 
[16]静岡 
[17]箱根から江戸へ 
[18]江戸――祭りと音楽 
[19]江戸――絵画 
[20]日光

内容説明

江戸時代二百六十年を通じて、朝鮮から一二回もの外交使節団が訪れていた。「朝鮮通信使」と呼ばれた彼らは総勢四五〇人。漢城(ソウル)から江戸まで国書を携え、約一年の長旅をした。楽隊や文人、曲馬師をも含むエキゾチックなその行列は、当時の日本人にカルチャーショックを与え、各地でさまざまな事件や文化の渦を巻き起こした。現代に伝わる唐人踊りや人形からは、民衆の驚きと朝鮮ブームの熱気が溢れ出す。通信使ゆかりの町を絵図や写真とともに訪ね、日韓両国の友好と文化交流の歴史を探る。

目次

江戸時代の善隣外交は、こんなに盛大だった
漢城(ソウル)
釜山(プサン)
対馬
相ノ島・下関
上関
下蒲刈
鞆の浦
牛窓
室津
兵庫
大坂
京都
朝鮮人街道と彦根
大垣
名古屋
静岡
箱根から江戸へ
江戸―祭と音楽
江戸―絵画
日光

著者等紹介

辛基秀[シンギス]
1931年京都市生まれ。神戸大学経営学部卒業、同大学院中退。記録映画『江戸時代の朝鮮通信使』『解放の日まで』『高槻地下倉庫作戦(タチソ)』などの作品を発表、高い評価を受ける。1974年より映像文化協会代表、天理大学非常勤講師などを歴任。1984年からは青丘文化ホール代表を務め、朝鮮通信使研究の第一人者として活躍。1997年、朝鮮通信使の歴史研究と普及活動の功績により、第33回大阪市市民文化賞受賞。2002年10月5日永眠
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