内容説明
テッペンカケタカ、ヒトクヒトク、ヤチヨ、ノリスリオケはどんな鳥の声?日本人は鳥の声をどう聴いてきたのか?そこには知られざる日本人の顔がある。ホトトギス、ウグイス、チドリ、フクロウなど、様々な鳥の声をうつす言葉の歴史。
目次
嬶嬶とよびわたる―カラス
ほほうほほうもほめことば―ウグイス
仏壇に本尊かけたか―ホトトギス
ひいる盗人とさけべば―トビ
虚空にしばしひひめいたり―ヌエ
お口をそろえてちいぱっぱ―スズメ
妻恋う声はけんけんほろろ―キジ
ちんちん千鳥のなく声は―チドリ
うたう声にも血の涙―ウトウ
がんがんがんと鐘ならせ―ガン
こけこっこのおばさんに―ニワトリ