内容説明
ゼウスがアテナを頭から生んだのはなぜか?オイディプスが近親相姦的な結婚をしたのはなぜか?イエスはなぜ「キリスト」と呼ばれたのか?イエスの墓へ参ったのは、なぜ女だけなのか?魔女がほうきの柄にまたがって飛んで行くのはなぜか?アリババの呪文「開けゴマ」で、なぜ洞穴の扉が開いたのか?神話・伝承の謎を解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明智紫苑
6
前世紀に愛読していた神話事典を再読。昔の西洋のキリスト教徒男性って、何だか現代のネトウヨの原型みたいな人たちだなぁ。編著者のウォーカー氏は無神論者らしいが、その無神論者が多神教の女神信仰に肩入れするのは「敵の敵は味方」という理屈なのだろうか?2018/07/20
Ej
3
世界の神話に登場する最高神や英雄はほとんどが男性ですが、この本の解釈に当てはめてみますと、神道の最高神である天照大神が女性である理由も何と無く分かるような気がします。そうすると男性とはなんと傲慢で身勝手なのかと凹むしかないです。2013/12/24