出版社内容情報
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(検索は9784314701365のISBNとなります)
確率過程のなかで最も基本的なクラスである加法過程についての基礎的知識を体系的にまとめる試みである。加法過程は,数学的な意味でのブラウン運動,ポアソン過程,フラクタル構造をもつ安定過程のほか,多くのものを含むが,それらがどんな構造をもち,時間とともにどんな挙動をとるか,解説する。マルコフ過程論および確率過程入門書でもある。
内容説明
粒子のランダムな運動を数学的に定式化したものが確率過程である。重なり合わない時間間隔における変位が独立であるような確率過程で時間的に一様なものを,加法過程と呼ぶ。本書は、加法過程についての基礎的知識を体系的にまとめた試みである。
目次
第1章 加法過程の定義と例
第2章 加法過程と無限分解可能分布
第3章 加法過程の生成作用素
第4章 安定過程と自己分解可能過程
第5章 加法過程の分布の性質
第6章 加法過程のL´evy‐伊藤分解
第7章 再帰的と非再帰的への分類
第8章 Bochnerの従属操作
第9章 1次元加法過程のWiener‐Hopf分解
第10章 L分布とOrnstein‐Uhlenbeck型過程
第11章 諸結果