内容説明
地球的視野の拡大と成熟した外交には何が必要か。国際社会に仲間入りした明治以降から今日までの「歴史としての日本外交」の辿った航跡を俯瞰する。
目次
第１部 近代日本外交の展開（国際社会の平等な一員を目指して；二つの大戦争；帝国主義列強への仲間入り；第１次大戦とパリ講和会議；ロシア革命と共同干渉；ワシントン体制と幣原外交；満州事変と国際的孤立；国際体制の現状打破；太平洋戦争の破局；敗戦・占領・講和）
第２部 戦後日本外交の構図（日米関係；日ソ関係；日本と中国；日本とアジア諸国；沖縄返還と日米経済摩擦；日本と西ヨーロッパ、ＥＣ；１９９０年代の日本外交の進路）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Studies
1
開国から冷戦終結までを扱っているためか、内容が薄く、得るものが少ない。2012/08/05
ねすとる
0
開国からバブルまで、日本を取り巻く諸国との関係変遷のあらまし。確固たる主題があっての今著書ではないようで、歴史教科書程度のスラスラ書きだけど、やはり細谷さんなんで含蓄がある。2014/07/05
void
0
【★★★☆☆】'93年著。幕末から冷戦終結まで。教材がベースになっているとあるように、良くも悪くもオーソドックスな国際政治の教科書。扱う範囲が広いのでアクターは重要人物と「国」レベルで話を進めている。各国の意図・思惑への言及が割と多めで多角的視点になっているのがいいところか。けど索引がない。2012/06/11
miwarin
0
ペリー来航から始まり第一次世界大戦での「列強国の仲間に入れてくだしあ」という話や日米経済摩擦など2009/11/16
