内容説明
コンピュータとその端末機、通信技術の目覚しい発展と普及により、高度情報社会が到来しつつある。物を製造するノウ・ハウの時代から、何をどう企画し開発するかという知的活動と創造性へと重点が移行しつつあるとき、データベースやワークステーションなどを十分に活用するかしないかで、大きな格差が生じる。本書は、このような創造的な情報環境を整備するために必要な情報科学はいかにあるべきかを提言し、やさしく解説する。
目次
第1章 情報を対象とする科学はこれからだ
第2章 情報の要素技術は整っている
第3章 メディア統合で整備の始まる超環境
第4章 機能別に進化する次期コンピュータ
第5章 次期コンピュータの鍵を握る自己組織能力
第6章 情報分野の戦略的な創造をめざして