新潮文庫<br> 遥拝隊長/本日休診 (改版)

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新潮文庫
遥拝隊長/本日休診 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 135p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101034034
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

25
『本日休診』は喜劇として語られることが多いが、結構悲惨な時代状況です ちょっとブラックユーモア的かも 映画も最高 三雲先生の東奔西走はすごく、かっこよかったです2015/07/31

いの

22
戦争のこと軍事国家であったことその批判を井伏氏は口にしているわけではないのですけれど、反戦を強く意識していることを感じます。この2作品でもそう思いました。そして残された者はどうやって生きるのか考えることになります。「遥拝隊長」の心は戦争に残されたままです。同様に過去の産物の中で生きている母親のことも気になりました。それでも生きなくてはなりません。特に「本日休診」で他人を受け入れる姿と人との繋がりは印象深いものです。戦争後の人と人との日常を語りながら氏のユーモア精神が生かされた昭和の名作だと私は思いました。2019/08/07

そうたそ

13
★★★★☆

双海(ふたみ)

9
どことなくユーモラス2014/08/01

shizuka

7
本日休診。休診の札を掲げていても、後から後から患者が訪れてくる町医者。ちょっとドタバタのコメディちっくな話かと思ったら、そんなことはなく戦後のやるせない患者と医者とのやりとりだった。貧乏が故に重体でも退院していってしまう人。お金は度外視して治してやりたい医者。でも気持ちはなかなか伝わらない。そこにはまだ申し訳ないという奥ゆかしさが残っている。それが命を啄むのだが。遥拝隊長は戦地戻りの兵隊さん。彼の中で戦争は続いている。映画『本日休診』にこの兵隊さん出ていたな。映画では柔らかい印象だったが、本書では深刻。2013/09/22

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