シナという名の女

シナという名の女

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  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087740721
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

著者が最も愛したヒロイン“シナ”を柱に新しい小説を予感させる絶筆の表題作。象徴的な意味をもつ未発表作品など16編を収録した最後の短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいこ

33
絶筆の表題作を含む16篇。前半13篇は掌編小説でこれが最高に森瑤子さんだった。お洒落で都会的な男女の会話、アニエスの香水、アルマーニなど懐かしいブランド。この中では男友達から女性に贈るプレゼントを相談される『男ともだち』が良かった。20代前半、森さんの作品の女性に憧れて読み漁っていたなぁ。『大人になるとは、秘密を抱えて生きられる人になるということ』2023/02/15

青豆

7
お洒落な女性たちの短編集。森瑤子さんの描く女性は同性から見ても素敵だと思わせる都会的なクールでカッコイイ女性が多い。ブランドの洋服や香水などが多用されていても嫌味でないのは森瑤子さん自身がお洒落で素晴らしいセンスの持ち主だったからなのだろう。2014/02/01

カーミン

6
作者最後の短編集。森瑤子さんの作品に出てくる女性は、都会的で自立しているキャラが多いです。だからこそ、ある種の憧れを持って読んでしまいます。「男友だち」に出てくる男性、こんなお茶目な人が友だちだと、毎日が楽しそう。 2014/06/29

そのぼん

6
短編集…というよか、ショートショートをあつめた感じでした。非常に読みやすかったです。2011/11/20

hirayama46

3
はじめての森瑤子。90年代前半に書かれた恋愛小説集。すでに終わっていたとはいえバブル経済の余韻はまだ十分に残存していて、全体的に豊かな時代だったのだな……と思わせるような作風でした。短篇というか4、5ページの掌編くらいのボリュームの作品がほとんどだったので、物語運びやキャラクター造形などについてはあまりよくわからなかったというのが正直なところです。長編を読めば印象ががらっと変わるかもしれません。2021/10/19

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