感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかふく
2
簡単に言えば自由かつ自律した読書を！ ということ。世評なんて、評論家の評価なんて、関係なく、自分の感覚によって、よいものはよく、わるいものはわるい、と言い切る「読書人」の姿勢。純も俗も、高尚も低劣と本質ではなく、ただ一点、「気晴らし」資するような本を求めよ、ということである。わかりきったことではある。個人的には開高健の動向が少し出てくることや、開高健に多くを割いた「豊穣の角」の章、そしてクルティウスの紹介に興味を引かれた。2014/04/13
ありうす
0
読書論だと思って読み始めたら、書評だった。「芸術的か否か」ではなく「楽しめるかどうか」を評価の軸とする筆者の立場は万人向けだろう。この本自体が古いため紹介されてる本もまた古いわけだが、コメントを読む限り今でも読めそうに見える。幸いなことにどれも安い（古本だから）ものばかりだし、機会を見て読んでみたく思う。2017/02/20
