感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさっち
16
1980年代の古い本。ちょっと時代を感じるところはありますが、ベテラン監察医の描くエッセイは嘘みたいな本当の話が多くて面白い。同じ法医学モノでも、上野先生と比べるとかなり人情的。2015/03/06
Ayumi Katayama
11
主人の父が他界した。通夜と告別式、お骨あげも済ませる。火葬場に行く度にこの本を思い出す。◆著者は法医学者。横浜で司法解剖、行政解剖に数多く携わってこられた。この本はそれらのエピソードを集められたものである。法医学的な記載も時にはあるものの、それよりはむしろ人間模様を書いたものが多い。時には悲しく、時には寂しく、そして時にはおかしく。優しい言葉で描き出された様々な人生は、いろいろなことを考えさせてくれる。主人を失って取り乱さずにいられるだろうか。人生の終焉を恥ずかしくないものにできるだろうか。2017/12/29
もかすけ
2
短いけれど、それぞれ味がある話ばかりでした。ドラマみたいなことが現実に起こったりしてるんだなぁ。というかドラマが実際の事件をモチーフにしてるのか。2021/06/25
裕由
2
最初よみはじめた時は う~ん という印象だったけど,いやいや読み始めると思しろいですし,様々な人間模様や,人生の奥深さを感じさせましたよ。また読みたいな。2018/02/03
釈聴音
1
エッセイ集として軽く読める。法医学のダーティな面は漂白された感じで、むしろ「人間ドラマ」を楽しむべきだろう。2012/08/27