出版社内容情報
わたしたちはいったいどこからきたのだろう? 宇宙や元素,夜空にきらめく星ぼしや銀河誕生の謎に迫る.太陽系や地球,生命誕生を経て人類に至る,美しく壮大な137億年の物語.第一線の研究者11人が熱く語る.
内容説明
わたしたちはいったいどこからきたのか。宇宙はどのようにして始まり今日のようになったのか。宇宙、銀河、恒星、惑星、生命の誕生の謎に迫る。ビッグバンから人類へいたる、美しく壮大な一三七億年の宇宙と生命の起源の物語。第一線の研究者一一人が、最新情報から熱く語る。
目次
第1章 宇宙の始まり
第2章 元素はどこから来たのか
第3章 宇宙をおおう大規模構造
第4章 さまざまなタイプの銀河の誕生
第5章 星が生まれる現場
第6章 ブラックホールのつくり方
第7章 太陽系の誕生
第8章 水惑星・地球へ
第9章 生命の起源
第10章 人類までの道のり
第11章 生命・物理現象と多様性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
19
ビッグバンから人類が誕生するまでに起きた様々な出来事の始まりの話。元は講演で全部の章を違う著者が担当しているのでどこからでも読める。十章で、哺乳類以外は魚類も爬虫類も鳥類もだいたい色の識別は得意なのに、哺乳類だけはほとんどの種族が色がわからない、という意外な事実から哺乳類と人類の進化史を辿っていたのは面白かった。統一した宇宙史というより、ブラックホールや銀河など個々のトピックへの興味をわかせる書き方になっているので、個々の話は少しジュニアとしては難しいが肩肘張らずに読める2014/12/02
紅花
11
宇宙誕生から人類誕生までの流れ。ブラックホールの部分は苦手だけど、そこは無理せず流して読む。(「はじめに」にも、そう書いてあったし。)元素が作られる話と、人類の進化の部分が一番面白かった。そして最後の、非線形科学という分野を初めて知ったけど、今後のそちらへの方向への流れが面白そう。私も頭のスイッチを切り替えねば・・・・第二弾も読んでみたい。2018/09/04
風太郎
8
最近、生命のはじまりに興味がありまして、それで遡っていくと、細胞学とかではなく、宇宙の話の本にきてしまいました。『人類が生まれるための12の偶然』と内容は似ています。宇宙のはじまりの頃の素粒子の話などは、少し難しかったですね。……そうですね、超新星爆発で発生する物質が生命を形作る元素のはじまりでもあるらしく(正直、しんじられない)、そういうことを考えると、人の中に宇宙の一部が組み込まれているのかなとも感じてしまいます。無限の宇宙と生命の繋がりを感じさせる一冊です。2018/06/03
kyouikufs
5
む、難しい…。いや私の頭が悪いからです。はい。さて、本書は岩波ジュニア新書ということで。小中高生向けに書かれたものです。したがって、難なく読破できると思っていました。しかし、この本は編著になっていますが、著者によって、読み易い章と読みにくい章があるように感じます。したがって、ちょっと専門用語が多すぎて辛い部分が多かった印象を受けます。それにしても具体例は豊富であるし、論理展開もしっかりしてます。話としてわかりにくいのではなく、単に語彙が難しいという問題があります。ただ、宇宙関係はそうなってしまうでしょうね2013/06/24
takao
2
ふむ2022/12/27