出版社内容情報
阪神大震災は国主導政治の弱点を露呈させた.都市型社会の今日,市民自治と分権,新たな市民文化の熟成が望まれる.シビル・ミニマムを質的に整備し,真の国際化に呼応できるのは劣化した国の省庁ではなく自治体である.長年の体験に基づく蓄積が講演の形で平易に語られる本書は,オカミ崇拝の政治風土に強力な一石を投ずる.
内容説明
阪神大震災は国主導政治の弱点を露呈させた。都市型社会の今日、市民自治と分権、新たな市民文化の熟成が望まれる。シビル・ミニマムを質的に整備し、真の国際化に呼応できるのは劣化した国の省庁ではなく自治体である。長年の体験に基づく蓄積が講演の形で平易に語られる本書は、オカミ崇拝の政治風土に強力な一石を投ずる。
目次
1 なぜ、自治・分権なのか
2 分権の意義・課題と考え方
3 先駆自治体における政策開発
4 思想状況としての市民自治
5 自治体理論の基本論点