内容説明
食べるものを本能的に探し出したことから、私たち人類の何百万年という長い歴史がはじまった。本書をひもとくと、たちまち食への探訪に誘われて、時空を超えて世界中を駆けめぐる。かたち、色、味のさまざまな約500の「食べる植物」を、その起源と歴史、分布、学名、栽培法、そして食べ方や味にいたるまで、心ゆくまで堪能できる。食卓をさらに美味しく、楽しくする、とっておきの1冊。
目次
第1部 植物から食物へ(採集から栽培へ;主食;食糧貿易、探検、征服;広がる食物の世界;緑の未来)
第2部 食用植物事典(果物;野菜;穀物;ナッツ;ハーブ;スパイス;飲料に使われる植物;植物糖、植物油)
資料編
著者等紹介
サンティッチ,バーバラ[サンティッチ,バーバラ][Santich,Barbara]
オーストラリア、アデレード大学教授。同大学で食物学の修士課程のカリキュラムを組み、食物や飲料の歴史と文化を学ぶ必修科目を作成。生化学を研究した経験から食への興味が生まれ、幅広い執筆活動を行っている
ブライアント,ジェフ[ブライアント,ジェフ][Bryant,Geoff]
ニュージーランド在住の園芸ライター兼カメラマン。植物の栽培や種苗作りに携わった経験もあり、植物やガーデニング関係の書籍や雑誌に数多く執筆している
山本紀夫[ヤマモトノリオ]
1943年大阪市生まれ。国立民族学博物館名誉教授。京都大学農学部農林生物学科卒業。同大学院博士課程修了。農学博士。民族学、民族植物学、山岳人類学専攻。1976年より国立民族学博物館に勤務。1968年よりアンデス、アマゾン、チベット、アフリカ高地などで主として先住民による環境利用の調査に従事。1984~87年には国際ポテトセンター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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