アメリカの高校生が読んでいる金融の教科書

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757216556
  • NDC分類 338
  • Cコード C0033

内容説明

1929年の世界大恐慌、80年代日本のバブル、アジア通貨危機、サブプライム問題…過去のバブル、金融危機から学ぶ、金融の仕組みとパーソナルファイナンスの基礎知識。CEE(アメリカ経済教育協議会)による学生向け経済教育の指導要領「National Standards in Personal Finance」を日本人向けにわかりやすくアレンジ。

目次

第1章 金融機関の経済学―サブプライム問題はなぜ起きたのか?(サブプライム問題―住宅バブルはなぜ起きたのか?;金融の仕組み―信用格差社会;銀行―金融システムのカギ;金利―世界は金利で動き出す;中央銀行―あなたの知らない金融の世界)
第2章 証券市場の経済学―世界大恐慌とブラックマンデーはなぜ起きたのか?(暗黒の木曜日―世界恐慌はこうして起きた!;証券市場―株式は大金にも紙くずにもなる;暗黒の月曜日―ブラックマンデーはなぜ起きたのか?;デリバティブ―現代の金融世界は1つの式から生まれた)
第3章 国債の経済学―ミシシッピ会社事件、南海泡沫事件はなぜ起きたのか?(国債―政府の「打ち出の小槌」;ミシシッピ会社事件―国債がきっかけで起きたバブル;南海泡沫事件―18世紀イギリスの株式バブル)
第4章 外国為替の経済学―日本のバブル、アジア通貨危機はなぜ起きたのか?(外国為替相場―為替は世界の共通語;為替取引―世界は為替で動き出す;固定為替相場―金の足かせが外れたドル;1989年日本のバブル―ジャパン・アズ・ナンバーワン;アジア通貨危機―金融のグロ-バル化が招いた危機)

著者等紹介

山岡道男[ヤマオカミチオ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授・研究科長。1948年、東京生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程中退。学術博士(早稲田大学)。専門は、アジア太平洋地域の国際交流論、経済学教育論

淺野忠克[アサノタダヨシ]
山村学園短期大学コミュニケーション学科専任講師。1951年、東京生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。専門は、国際経済学、経済教育論、高等教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

15
世界の歴史的な金融危機について基礎用語を押さえながら易しく解説してくれる一冊。デリバティブの解説がわかりやすくて良かった。過去の失敗に学びつつも、まだまだ手探り状態である世界経済の難しさと奥深さをヒシヒシと感じた。学生のうちに経済の勉強をしておけばもっと広い視野で社会に出れたのになぁ、と思っても後の祭りで悲しいけども、これからでも十分役に立つ教養なので読んで良かった。2014/08/21

Hajime

4
どうせ日本の高校の政経と大して変わらないだろうと思ったら難しかった。 正直、あまりよくわかってない。2015/05/07

taka61

4
【図書館本】チューリップバブルからサブプライム問題まで、歴史を通じて基本的な金融知識が身に付けられる良書。アメリカの高校生が読んでいる、とうたわれているだけあって、とても分かりやすく、普段知ってるつもりになっている用語が丁寧に説明されています。日本では、経済・金融・投資等について、専門以外の一般教養として教わることがありません。アメリカの高校生と同様に、基礎的な知識として学んでいきたいと思います。他のシリーズにもチャレンジしようと思います。2013/01/02

ちょび

3
サブプライムローンやブラックマンデーなど言葉だけは知っていても、中身がよく分かっていない経済のこと(お金の仕組み)について、分かりやすく解説されている。知らないから気にならなかった、ニュースが気になるこのごろ。為替については、頭の中で、まだごちゃついているけれど、いつかしっくり理解できるのかもしれない。そのとっかかりになった本です。高校生ぐらいの時に読むとその後の生き方にもプラスになりそうです。2015/09/29

ヴィクトリー

3
教科書、と言うだけあって図も多く使って丁寧に金融の基本的な事柄を教えてくれている。繰返しも多く、分かっている人にはくどく感じるかもしれないけど、自分はこれぐらいが丁度よかったようだ。サブプライムローンのような最近の事件だけでなく、南海泡沫事件のような歴史的な事例も紹介している点が、歴史好きとしてよかった。2011/10/30

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