出版社内容情報
才気溢れる多能の歌人・小沢蘆庵の豊かな和歌世界を開示
ただごとの歌の首唱者として知られる、平安和歌四天王の雄・小沢蘆庵は、和漢の古典に精通し、折句・沓冠・歌鎖・双六盤の歌などの言語遊戯にもたけた、才気溢れる多能の歌人であった。その蘆庵の『六帖詠草』『六帖詠草拾遺』計2300余首に新注を加え、豊かな和歌世界を開示する。
凡例
本文
六帖詠草
六帖詠草拾遺
補注
解説
人名索引
地名索引
初句索引
【著者紹介】
昭和49年岐阜生。名古屋大学大学院博士課程単位取得退学。豊田工業高等専門学校一般学科准教授。
内容説明
ただごと歌の首唱者、平安和歌四天王の雄とされる小沢蘆庵は、日常生活で見聞するものを詠まない同時代の和歌を「いにしへは大根はじかみ韮茄子ひる干瓜も歌にこそよめ」と批判したが、じつは和漢の古典に精通し、折句・沓冠・歌鎖・双六盤の歌などの言語遊戯にもたけた、才気溢れる多能の歌人であった。『六帖詠草』『六帖詠草拾遺』計2300余首に加えられた新注によって、人間関係も含めて、彼の豊かな和歌世界が開示される。